思い出の未来

 "Back to the Future”シリーズを久々に観た。

 観返してみると、ぼくにアメリカとSFと模型への憧れを植え付けたであろう映画やったんやと思う。Part 2を1992年に日曜洋画劇場で観て、母親にねだって今はない近所のGEOでVHSを借りてPart 1を観たけど、Part 3が放送された1993年には塾に通い始めとって、予告編で観た断片しか記憶にない状態やったので通して観るのは初めてやった。

 最近ではあの音楽もM-1のイメージの方が強くなっとった位あまり思い出すこともなかったけど、岡田斗司夫のYouTubeを観とって、Part 1の終盤とPart 2の序盤を同じシーンで繋がっとるんやけど、ドクが未来のDeLoreanのMr. Fusionに缶ごと入れるか、入れないかの違いがあったり、そもそも初代のヒロインが家庭の事情で2以降別の女優になっとることなど、当時は全く気付いとらんかったことがあるっぽいらしいのが改めて観返してみたいと思った。

 ただ、当時ワクワクした映画とはいえ、Part 1は40手前のおじさんのぼくがまだ2歳だった1985年の映画である。VFXとかすごくチープやったらどうしよう?カッコよかったMichael J. Foxが意外にダサかったらどうしよう?と怯えとったけど、今観ても全然面白くてびっくり。VFXは確かに合成感あるけど、一人二役で同時に画面に収まっとるシーンなどは今観ても結構自然で、逆に構図とかの工夫の方が目について感心した。何より、全シリーズ通しての小ネタのつながりといい、Part 1時点では2、3の構想はなかったにも関わらず、よく繋がった脚本になっとるので、子供の頃は全然関心を払っとらんかったけど、Robert L. Zemeckisの才能に驚いた。当時33歳。古畑任三郎シリーズ当時の三谷幸喜といい、クリエイティブなやつらの30代前半てすごいな。

 とりあえず、久々に観てびっくりするのはMartyの車に捕まりながら移動するスケボーシーンなんやけど、80年代の道交法ってあんなんOKなくらい寛容やったんやろーか?

↑ここまで書いてほったらかしていたが、別にここでアップロードしようが、それ以降の感想を書き連ねようが、あまり変わらない気がするので今となっては何を推敲しようとしとったのかは謎。

 

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