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No.180/運動能力向上というワードの罠
2024.06.28
こんにちは、くのてつです。
子どもの頃は早寝早起きをしなければいけない家庭でそだちました。
多分20時には寝る準備ができていて、遅くにやっているバラエティやドラマを観た記憶がありません。
中学になって急に夜型に変わってからはずっも夜型なのですが、最近早寝早起きって本当に幸せなことだよな…と思います。
今更かい、と言われそうですが、大切なことだと言うのは分かっていますよ…さすがに。
いずれにしても自分の場合は、一瞬で寝れるのでそれだけフルに心身を使っているということで、よしとしておきましょう。
昨日、子どもにコーチっていつも元気いいもんね、と褒められましたからね(笑)
さあ、この運動量が今の子どもたちに足りてないことはどのくらいの大人が理解しているのでしょうか。
7〜8年前の話で、子どもの歩数が30年前より半減している、なんてデータがありましたからね。
感覚値ではなく、数字として理解しておくのは大事だと思います。
ちなみにこの半減している…というのは400Mトラック15周分程度の運動量になります。
今からトラック15周走れと言われれば、嫌だなぁと思う人が大半ではないでしょうかり
つまりは、そのレベルの運動量が欠けているということです。
関連した話をするならば、運動量が欠ける=動作学習の機会が失われる訳です。
そうなると運動能力が低下するのもまた必然なのかな、と考えることができますね。
だからこそ、運動指導における指導者、コーチの存在はとても重要です。
その指導者、コーチのレベルが低いと話にならないですが、実際はそうそうレベルの高い指導者には出逢えません。
つまり、運動能力が低下していることにも、それが原因でできなくなっていることが顕在化していても、スルーされている現状がある…ということです。
具体的なこと言えば、股関節起点でなく膝起点で動き出す子どもたちに、何のアプローチもしていない…みたいなことですね。
この根本、いわゆる基礎の領域にアプローチできなければ何の解決にもなりません。
根っこが腐った木はどうなる?みたいな話で、そう聞けば誰もが「そりゃ良くない!」ってなりますよね?
SNSを開けば運動能力向上とかジュニアアスリートがどうのとか、様々な広告が飛び交っています。
その中にどれだけ根っこから大切に育んでくれる事業者さんがいるんだろうな…と。
願わくば私利私欲に走って子どもたちをターゲットにビジネスを展開する大人でないことでしょうか。
社会課題に誠実に向き合う、そんな大人でありたいですね。
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