句読点は、それ自体が文章のリズムをつくる〈演出〉ですね。意味なく打たれることはありません。息継ぎや思考の流れ、人間同士の距離感など、多くのことを表現します。〈わたしという誰かの演劇〉の〈わたし〉の言葉には句点がありません。読点のみにすることで、現場での演出に幅を持たせたいのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?