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『SHIFT:イノベーションの作法』を読んで。日本人が世界で一番EOS®︎をうまく使いこなせるのではないかと思ふ。

良い本読んでると幸せ

良い本に出会うとめちゃくちゃ幸せに毎日過ごせるタイプです。今ハマってるのが濱口秀司さんの『SHIFT:イノベーションの作法』。イノベーションを生み出す具体的方法についての本です。めっちゃオススメ。

モノに対する4つの態度

この本の中で、濱口さんは「色んな国の人のモノに対する態度」を4つに分類しています。縦方向に「多くを望む」か「少ない方がいいと考える」、横方向に「AまたはBの一つを選ぶのだ」または「AとBのバランスを取るのだ」の軸を置き、各国をプロット。これによるとアメリカ人は「多くを望み」「AかBの一つに決める」。対して日本人は「少ない方が良」く、「AとBのバランスを取る」、と。つまりアメリカ人と日本人は正反対なわけです。

『SHIFT:イノベーションの作法』濱口秀司著 より引用

アメリカでEOS®が生まれた不思議

この分類を見て、なぜEOS®が欧米でめちゃくちゃ受け入れられているか分かった気がしました。アメリカ人は「より多く」「AかBか」の志向/思考/嗜好なのに、EOS®はLess is More(少ないほうが良い)を標榜しています。MBAなんて「より多く」の典型で、やること、覚えることがどんどん増えていくので中小ベンチャーでは焦点が定まらないのです。

その点EOS®は常に「シンプルに」「より少なく」と口酸っぱく言うので独自な存在になれている思うわけですね。

日本人がもっともうまくEOS®を使いこなせる!

そして、日本人。濱口さんの分類によると「より少なく」「AとBのバランスを取る」傾向なので、EOS®のLess is Moreは受け入れられやすい。そして「AとBのバランスを取りがち」な日本人に、「一つに決める」マインドと方法論を導入するので、EOS®を取り入れた企業は競争力がつきます。

てなわけで、言葉の問題からEOS®はまず英語圏、そして英語が得意なビジネスパーソンが多い東南アジアに広がっていますが、うまく言語の壁を乗り越えたら日本で最も成功する、つまり日本人がもっともうまくEOS®を使いこなすのではないか?と思った次第です。

とまあ、それは置いといても『SHIFT:イノベーションの作法』起業家・中小ベンチャー経営者にもオススメですのでぜひぜひ。

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