見出し画像

石田三成が日本初の「アカウンタビリティ・チャート」を作った男かもしれない。

みなさん、「鎌倉殿の13人」観てますか?僕は7~8話目くらいに「三谷幸喜やん!」と気づき、U-NEXTで追いかけ、今は毎週録画で観てます。大河を毎週楽しみにするのは真田丸以来です。

それでちょっと歴史づいてて、息抜きにスマホで読む記事にも歴史モノが多くなってます。こんな記事を読みました。

関ケ原を戦った家康と三成は最初から犬猿の仲かというとそうでなく、むしろ家康は三成を高く買っていたそう。「部下に欲しい」とまで言ってたとか、なかったとか・・・。

家康にそこまで言わしめたのは、三成の実務能力です。朝鮮出兵をつつがなく差配するほどの。たしかにそれだけの大事業を取り仕切れる能力は稀有。家康でなくとも欲しくなりますよね。

そんな石田三成、どうも日本で最初のアカウンタビリティ・チャートをも書いていたみたいなのです・・・。

アカウンタビリティ・チャートとは、「経営目標を達成できる組織構造」のこと。単なる組織図との違いは各機能(席)が果たすべき役割が書き込まれていること。その役割を果たせる人だけがその席に座ることができる。

『TRACTION』より筆者が略述

三成が書いたアカウンタビリティ・チャートは五奉行制度です。この記事によると五奉行制度とは

各奉行の担当役割を決めておき、人間が替わってもその役割を担わせればいいシステム

https://business.nikkei.com/atcl/plus/00031/021000004/?P=2

まさに「先に組織構造を描いておき、人は後から座らせる」という考え方。当初こそ当時の重鎮である浅野長政、前田玄以、石田三成、増田長盛、長束正家の5人を想定してデザインしたでしょうが、寿命や戦争などで誰かが抜けても代わりの武将が座ることができたでしょう。さすがの永続性のあるシステムです。三成、優秀。

残念ながら豊臣政権は続かず、日本初のアカウンタビリティ・チャートである五奉行制も途絶えてしまいましたが、ここから私たち経営者が学べることも多いのでは、と思った次第です。

※アカウンタビリティ・チャートについて動画で解説してみました。

アカウンタビリティ・チャート解説動画


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?