エムバぺの仏リーグ2クラブ買収
本日はエムパべによる仏リーグ2所属のStade Malherbe Caen (Caen)の買収についてです。
エムバぺにより設立されたInterconnected Venturesは投資ビークルであるCoalition Capitalを通じて米投資ファンドのOaktreeからCaenの持ち分80%を15百万EUR(16.3百万USD)で買収をしました。
エムバぺといえば最近レアルマドリードと巨額の契約をしたばかりですね。仮にPSGにずっと残ったままだとすると、リーグのレベルが違うものの国内のクラブのオーナーになってしまうため、利益相反的な問題が生じていたかもしれません。本当は本ディールの話は早く進んでいたが、PSGに残留する可能性がゼロになることを待ってから合意をしたみたいな事情があるのかと邪推をしてしまいます。
現役のスポーツ選手がクラブの部分的なオーナーになるケースはよく聞く気がしますが(例、レブロン・ジェームズはレッドソックスやリバプールの大株主であるFenway Sports Groupに出資している)、マジョリティをとってクラブの経営支配をとるケースはまれな気がします。本件に次ぐ事例が出てくることを期待しております。
今回売り手となったOaktreeですが、彼らは2020年9月にCaenを15百万EURで買収しているようです。おそらくその後も資金を投入しているとすると、投資としては失敗ということでしょう。同社については今年5月にイタリアセリアAのインテルの経営権を取得しており、引き続きサッカークラブへの投資は続けるようです。
インテルといえば2018年にヨーロッパ旅行でローマを訪れた際にASローマの試合をオリンピコで見たのですが、その時の相手がインテルでした。写真を見返したのですが、あまりいい写真がないんですけど、とりあえずあるやつ張っときます。試合の内容はほぼ覚えていないのですが、セリエA名物の発煙筒をまじかで体験できたので満足して帰りました。
本題からそれすぎるので今回はここまでで。。
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