奇跡なんかじゃない片麻痺症候群のシン・リハビリ[予告2]

脳卒中(脳出血/脳梗塞/くも膜下出血/その他)の片麻痺(片麻痺症候群を含む)の治療は、思い込みの歴史※でもある。

本当の片麻痺の場合は、再生医療などを待つしかないのかも知れない。
ただ、脳の機能回復能力は、人間が思う以上のものがる。この回復能力で、実際には片麻痺は解消している(治る可能性が高い)にも関わらず、片麻痺と思い込む『片麻痺症候群』に陥っている患者がほとんどではないだろうか。

患者は、脳の障害を受け入れられず、片麻痺症候群を理解できない。
一方、医者や療法士(セラピスト)は、患者の感覚ではなく、患者の脳や筋肉の外観しか見ないため、本当の片麻痺症候群を理解していない。

本書は、片麻痺症候群の患者と思われる患者(著者)自身で、その治療方法を実践(実践)するドキュメントである。

[片麻痺の思い込みの歴史]
・第0期:
脳卒中の延命医療により、片麻痺(片麻痺症候群を含む)が生れる。
・第1期:
片麻痺(片麻痺症候群を含む)は治らないと思い込み、永遠に手足を動かさない廃用症候群が生れる。
・第2期:
脳の可塑性の発見により、リハビリなどの適用で廃用症候群が無くなった。ただ、脳の可塑性を軽視し、片麻痺は治ってきているのに、従来のリハビリで片麻痺を治さなければと思い込んだ片麻痺症候群が生れる。
・第3期:
片麻痺症候群を治療するための脳卒中専門リハビリなどが生れるが、脳や筋肉の外観(表面的な部分)しか見ないため、その内面的な部分は考えられないと思い込み、根本的な治療には至っていないという現状がある。



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