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5枚の写真で語るKodak Pro Image 100

5枚の写真を添えてカメラやフィルムについてつらつら書く「5枚の写真で語る」シリーズ、2回目はコダックのPro Image 100というカラーネガフィルムです。日本では未発売なのですが、コダックのプロ向けカラーネガフィルムの一つということのようです。ISO感度は100。ただし生産終了になっているみたいです。

私がこれを知ったのは、Instagramのフォロワーさんがこれを使った写真を投稿していたからでした。その写真の色合いがたいへん気に入って、そのフォロワーさんに少し分けていただいて、ちょくちょく使っているというわけです。

ところで。フィルムの印象について書くならば、最低限、フィルムからどのようにデジタル画像を作っているのか、そのプロセスを書かないといけないと思っています。このプロセスにはおそろしく自由度があって、ちょっとプロセスを変えると最後のデジタル画像の印象が大きく変わってくるので。

私がどうやってるのかはいずれ書きたいと思っていますが、簡単に書くと、(1) フィルム現像はラボ任せ (2) 仕上がったフィルムをスキャナでそのままデータ化(ネガの反転を含め、一切加工しない)(3) データ化された画像を画像編集ソフトで加工(色の反転、色調の調整、ホワイトポイント・車道ポイントの調整など)、という感じです。

(3) ではなるべくフィルムの個性を残すようにしています。ナチュラルさを狙ったフィルムならナチュラルに。極端な色調を狙ったフィルムならその方向に。それから、一コマ一コマをとことんカスタマイズするのではなく、なるべく、フィルム1本、同じ設定なり同じ方法で加工するようにしています。

さて、このPro Image 100ですが、コマごとのカスタマイズをあまりしなくてもナチュラルな色調が出せる、という印象です。下記の作例を見ていただくとわかるかと思いますが、ナチュラル、というのは、彩度が抑えめで、色合いがわりと複雑である、ということです。

こういうナチュラルな色調、私は大好きです。値段もそこまで高くないし、また買って使いたいフィルムですね。

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