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育代さんと七島藺(しちとうい)のコースターづくり

ヤギちゃんに見守られながら、スロウな時間。

育代さんと修二さんの飼うヤギ。まだ赤ちゃんで寂しくて鳴くことも。
すっかりご近所のアイドル。

かまどのある温かな離れの客室の中で、
七島藺農家である田端育代さんにレクチャーを受けながら
七島藺のコースターづくりに挑戦。

七島藺の束、鮮やかなグリーン。
真っ直ぐに伸びていて、いい香りがします。

『七島藺(しちとうい)』はカヤツリグサ科という植物で、畳の材料として使用されます。「い草」に似ていますが、断面のカタチが少し違うとか。
現在は、大分県の国東地方だけでしか生産されていないそうです。

育代さんの、いい具合にカジュアルなレクチャーが心地よい…。


七島藺を数十本とって束をつくり、紐で先端をくくり
あとは3つに分けてせっせと三つ編みをつくっていきます。

「三つ編みってどうやってやるんですか…」
「今教えますね、ちょっとお待ちを…」

(そうだよな、特に男性は、あまり三つ編みする機会ないよなぁ…)

ゆるりと流れる手作業の時間に、つい、おしゃべりがはずみます。

ある程度の長い三つ編みができたら、ぐるぐると渦巻きにして、
布団針を使ってザクザクと縫っていきます。

つやつやな手触りの良い糸。

最初は、難しそうと思っていましたが、
やってみればカタチにはなるもので…

コースターの完成!所要時間2時間ほどです。

自然に囲まれたこの場所で、草木と近い距離で生活をしている育代さん。
旦那さんの山﨑修二さんと共に、約2年間かけて七島藺の栽培などを学ばれたそうです。
元々地域にいらっしゃる七島藺農家や畳表職人の”お師匠さんたち”の存在ももっといろんな人に知ってほしいとお話されていました。

育代さんたちが営む「草結い」という名の宿にも宿泊しました。
薬草のパワーを感じられる食事が美味。
ヤギさんたちにも癒やされながら
ゆったりスローな時間を過ごすことができました。

母屋では、素敵なしめ縄も拝見しました。

手づくりのコースター、
色が変わるのを眺めながら、おうちで使っていくのが楽しみです。


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🖊記事を書いたひと:国東ひとむすび事務局 泊(とまり)

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