見出し画像

#12 ガラスを割れ~2018年 お隠れの春 vol.2

改めて、もう1度書くが、この記事はファンとしての穿った想像であり、フィクションだ。
何1つ、根拠は無い。もちろん物的証拠もだ。
ただ、その後の欅坂の活動結果を状況証拠、根拠として書いている。

【平手の思い】
欅坂46の6枚目シングルにおける平手のセンター交代論争において、平手友梨奈本人はどう思っていたのだろうか。

まず、平手本人は、自分がセンターであることに拘りがあったのだろうか。
逆を言えば、センターでなくなった時に新センターの横(または後)で踊れるのか、つまり、センターを外れた場合は卒業してしまったのかと言う疑問である。

平手は欅坂46に人一倍愛着をもっていた事は確かだ。
そして誰よりも全員選抜に拘っていた事も確かである。

何故なら、欅坂が初めて選抜制を採用したタイミングで、卒業ではなく脱退と言う異例な形でグループを辞めているからだ。
本人は卒業ではなく脱退とした意味や理由は語っていないが、結果的に選抜制はうやむやになり、そのまま欅坂は解散(改名)となった。
いつか、当時の心境を語って欲しいと思う。

よく平手以外のメンバーは平手のバックダンサーと比喩されていが、平手はそんな事を微塵にも思っていなかったはず。
個々のメンバーの実力や個性も分かっていたし、そんなメンバーの支えがあればこそのセンターである事は百も承知。

デビューシングルでセンターに指名されたグループ最年少の平手は、その後も欅坂のために、他メンバーの期待に応えるために、センターを一生懸命務めたのだろう。
それは決して大人達(運営)の期待に応えるためではない。

最初のうちはセンターが注目されるのは仕方がない。
だが、そのうち、欅坂46が大きくなれば、個々のメンバーにもスポットがあたり、自分以外の誰かがセンターになる日も来ると思っていたのではないだろうか。
いや、それを望んでいたのではないか。
乃木坂46がそうであったように。

その時は喜んで横(または後)で踊り、新センターを支えよう、自分がそうしてもらったように。

しかしながら、運営はそんな平手の内なる思いをよそに、平手絶対センター体制を築き始める。
平手はその事でメンバーとの絆が壊れるのを恐れた。
だが、平手の思いはメンバーには届かなかった。
他のメンバーが、その平手絶対体制に同調したからだ。
平手は相当ショックを受けたのではないか。
私(平手)にセンターと言う重責を今後も押し付け続けるのか。

メンバーはメンバーで、平手しか見ない運営や世間に対しての諦め、「どうせ平手がいれば良いんでしょ」と欅坂の活動に対して無気力になっていく。

平手はそんな無気力になるメンバーへの苛立ちもあるが、それ以上に、苛立ちの矛先は運営に向けられた。

これは2017の年末頃の話をしているのだが、まだこの頃は、平手とメンバーとの思いは、すれ違い程度で、確執とまでは呼べず、感情は表には出ていない。

結局、欅坂46の6枚目シングルにおける平手のセンター交代論争において、平手友梨奈本人はどう思っていたのかだが、

平手は他のメンバーにも活躍してもらいたかった。
運営には他メンバーの実力を認めてもらいたかった。
誰かがセンターをやるなら代わりたい。
それが欅坂の底上げになるから。
でも、他のメンバーにはやる気がない。

ほとんどの楽曲が世間的な私(平手)のイメージの曲となってくる。
やっぱり私以外にセンターはいないのか。

私がいるからダメなのか?
そうだ私だけがいなくなればいいんだ。
そうすれば止まってた針はまた動き出すんだろ?

平手にはセンターとして欅坂を大きくしたプライドもある。
私以上にセンターとしての表現力がある人はいないと言う自負もある。
ただ、平手以外でセンターを務めたメンバーはいない。
だからこそ、自分のいない欅坂を客観的に観てみたいと強く思ったのではないだろうか。
自分のセンターとしての能力と存在感を確認するために。

次回、反平手派の敗北。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?