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#11 ガラスを割れ~2018年 お隠れの春 vol.1

前回、「ひらがなけやきや」の武道館ライブについて、かなり穿った記事を書いた。
それに対して、当時を知らない「おひさま」かつ「リトルヤホス」から質問があった。
曰く、平手欠場で「ひらがな」に振り替え公演となったが、何故、平手抜きの欅坂公演ではなく、ひらがなに振り替えたのか。
即ち、「平手抜き欅坂」<「ひらがなけやき」なのか?である。

それは簡単な答えだった。
当時、平手抜きでのライブは想像が出来なかったと言う事。
それは、世間もファンも、なによりメンバーもだ。
もちろん運営もなのだろうが、ただ、運営は、おそらく欅坂の他の有力メンバーには打診した事だろう。そして自信がないと断られたに違いない。

その後の平手代打の日替わりセンターが通常運転になるのは、まだ先の話であり、2018年初頭では、平手抜きでの欅坂の活動は、メンバーも運営も不可能だと判断したと言う事である。

しかしながら「ひらがなけやき」の武道館大成功を見て、欅坂の他メンバーは相当刺激を受けたのではないだろうか。
刺激と言うよりもショックに近いのかもしれない。
自分達の妹分が、自分達のケツを拭いてくれただけじゃなく、大成功を収め、その結果、評価はうなぎのぼりである。
その後の欅坂の活動の仕方を見れば、彼女達の焦りが想像できるし、その後の彼女等の挫折にも繋がっていく。

【政権交代前夜】
さて、欅坂46の絶対センターである平手友梨奈が年末の紅白で魔曲「不協和音」を披露後、負傷で治療に専念していた頃、欅坂は表立った活動はしていなかった。

とは言うものの6枚目のシングルリリースの準備はしていただろうし、欅坂内では水面下でそれぞれの思惑が錯綜していたと考える。
それはメンバー間でもあるし、運営間でもある。
またはメンバー対運営でも激しいやりとりがあったと想像できる。

ここからは、あくまでもファンとしての穿った想像である。
フィクションだと思ってくれて良いです。

世間では平手センター限界説が流れていた。
否、限界と言うよりも、そろそろセンターを交代させた方が良いのではないか?と言う論。
だが、当然、それ以上に平手センター絶対論も根強い。
欅坂ファン界隈では、次のシングルのセンターについて、平手か否かの論争が活発になっていた。

ただ、現実的に平手以外でのセンター候補は、総じて「帯に短し襷に長し」であり、反平手派の論は決め手を欠いていた。

まぁ、順当に考えれば長濱ねるが適任だろうが、ねるは生え抜きではないため、当人が辞退する可能性が高い。
ましてや平手とはカラーが違い過ぎるので、グループ全体のカラーチェンジを強いられてしまうのは相当なリスクだ。

そんな中、1人の女性が現れる。
年末から休んでいたのは何も平手だけではなく、もう1人いたのだ。
今泉佑唯である。
その今泉が復帰するのだ。

今泉は、センターになりたいと公言していた唯一のメンバーである。
反平手派は色めきだった。
担ぐ御輿が現れたのである。

クニラは、この期間のメンバー対メンバー、運営対運営の戦い、そして確執が、後々の欅坂46の活動に大きな影響を与えたと考えている。

もう1度書くが、この記事はファンとしての穿った想像であり、フィクションだ。
何1つ、根拠は無い。もちろん物的証拠もだ。
ただ、その後の欅坂の活動結果を状況証拠、根拠として書く。
こじつけと言われればそれまでだが、当たらずも遠からずと思っている。

次回、平手の思い。

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