アプリ模写100本ノック_Timee #36
今回はTimee(iOSアプリ)です。
Timeeは、空き時間に面接や履歴書不要で働けるスキマバイトアプリです。企業が来て欲しい時間や求めるスキルを指定するだけで、条件にあった働き手が自動マッチングします。求人媒体や派遣事業者ではなく、企業と個々のユーザーをリアルタイムでマッチングすることができます。
このアプリは利用したことがなかったのですが、利用している人から使いやすいといった話を聞いたことがあったため、今回対象にしてみました。
アプリ模写100本ノックとは
目的
そのアプリのコア体験について製作者の意図を考察し、気づきを通じてデザインパターンの引き出しを広げることが狙い。
自分の知識として定着させる
なんでやるのか
デザインを作る上で瞬発力が必要
そのために以下のスキルが重要になる
・対象を観察する
・事象から法則性を見つけ出す
・即興で形にする
参考文献
Miwa Kuramitsuさんのこちらの記事です。頑張ります。
アプリ模写100本ノックやり方
模写したいアプリを選ぶ(5分)
アプリを触りながら、気になったことをメモする(10分)
付箋を縦にして、選択した3画面を手書きで模写する(10分)
容姿に付箋を並べて貼り、気づきを書き足す(10分)
自分は上記の後に2から4のまとめとして「やってみて感じたこと・気づいたこと」を書き出しています。
では本題に入ります。
アプリを触りながら、気になったことをメモ
さがす
画面上部のナビゲーションバーと、画面下部のタブバーと「絞りこみ」ボタンが固定されてる
上下固定要素があるけど狭いと感じない
ナビゲーションバー内にあるサーチバーが現在地を設定する機能を持っている
近くの仕事を探すことができるため、サーチバーで違和感がない
ナビゲーションバー内に今日以降の日付のタブがスライダーで並んでいる
画面全体の横須ワイプでも日付のタブ切り替えと同じ挙動になる
仕事ごとにカードで表示されてる
カードには、画像、募集募集締め切り時間、タイトル、勤務時間、給料、職場の市町村が表示されてる
「絞りこみ」をタップすると、下からドロワーで絞り込み画面が表示される
さがす画面に配置されたボタンには「絞りこみ」で、絞り込み画面に配置されたボタンには「絞り込み」と書いてあり、表記揺れは狙ったものなのか否かわからない
仕事詳細
アイキャッチで自動横スクロールの画像と給料が表示されている
ナビゲーションバーに戻るボタン、選択した仕事の日付、3点リーダ
やってみて感じたこと・気づいたこと
仕事を探して申し込みを完了するまでのフローがとてもスムーズでストレスがないなと思いました。また、マイページが今まで見たアプリの中で一番特徴があるなと思うアプリでした。
さがす画面では、登録した都道府県、選択した日付で募集されている仕事を探すことができます。また、絞り込み機能もあるため、より自分に合った仕事を探すことができます。
画面上部のサーチバーが都道府県の設定できる要素になっています。近くの仕事を探せるため、サーチバーにしているのかなーと思いました。ただ、初見ではジャンルなどで検索ができるのかなと思ってタップしたため、間違える人も多いのかなと思いました。ただストレスは感じませんでした。
「この日の新しい仕事を通知」というトグルボタンが用意されているのですが、ユーザーの声を取り入れているんだろうなーいいなーと思いました。
募集期限が1秒単位でリアルタイムで減っているのがあまり見ないなと思いました。
仕事詳細画面では、選択した仕事の詳細情報を見ることができ、申し込みに進むことができます。仕事詳細画面はさがす画面の次の画面になっているため、仕事詳細画面を見ているときに別画面に移動したとしても、タブバーにあるさがすボタンをタップすると先ほど見ていた仕事詳細画面が表示されます。さがす画面に戻らないのはストレスなくていいなと思いました。
アイキャッチで仕事の画像が自動スライドで表示されているのですが、職場の状況が自然と知れるメリットがある一方で写真が2枚の時に左右で行き来するようなアニメーションになっており、うるさいなーと思って画面離脱してしまいました。同じように思う人っているのかなー仕事を探している状態だと気にならないのかなーなど色々考えました。
マイページ画面では、現在の自分の稼いだ金額や、それに伴うランクやレベル、手に入れたバッジなどを確認することができます。また、ウォレット残高を引き出すこともできます。
マイページがゲーム要素を多く含んでいて面白いなと思いました。「働く」ということがスキルやバッジを得ながらお金やランクを上げていく育成ゲームのように感じれるのがこのアプリをもっと使いたいと思う要素の一つなんだなとすごく思いました。マイページだけ別アプリのように感じたため、他画面にも要素を入れたらいいのになと思ったのですが、ユーザーによって目的や心理状況、経済状況が異なるため、バランスが取れているのかもなと思いました。
全体を通して、使いやすいだけではなく、使い続けたいと思わせる工夫が多くある面白いアプリだなと感じました。以上です。