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アプリ模写100本ノック_TikTok #40

今回はTikTok(iOSアプリ)です。

 TikTok(iOSアプリ)は、ByteDance社が提供しているスマートフォン向けの短尺動画プラットフォームです。精度の高いリコメンド機能によって、ユーザーの嗜好に合わせたコンテンツを提供します。
TikTokを利用したことがなかったのですが、この機会にダウンロードしてみました。


アプリ模写100本ノックとは

目的

  1. そのアプリのコア体験について製作者の意図を考察し、気づきを通じてデザインパターンの引き出しを広げることが狙い。

  2. 自分の知識として定着させる

なんでやるのか

デザインを作る上で瞬発力が必要
そのために以下のスキルが重要になる
・対象を観察する
・事象から法則性を見つけ出す
・即興で形にする

参考文献

Miwa Kuramitsuさんのこちらの記事です。頑張ります。

アプリ模写100本ノックやり方

  1. 模写したいアプリを選ぶ(5分)

  2. アプリを触りながら、気になったことをメモする(10分)

  3. 付箋を縦にして、選択した3画面を手書きで模写する(10分)

  4. 容姿に付箋を並べて貼り、気づきを書き足す(10分)

自分は上記の後に2から4のまとめとして「やってみて感じたこと・気づいたこと」を書き出しています。
では本題に入ります。

アプリを触りながら、気になったことをメモ

  • レコメンド

    • タブバーのアイコンが家で「レコメンド」というページ名になってる

      • 「おすすめ」などわかりやすい単語にしなかった理由はなんだろう

      • 「レコメンド」は業界用語に入る?

    • ナビゲーションバーに「LIVE」ボタン、「フォロー中」テキストボタン、「おすすめ」テキストボタン、「探す」ボタン

      • 「フォロー中」と「おすすめ」の間にディバイダーが引いてあるのと、距離感によるグループ化でタブ切り替えができることがわかる

    • 画面を開くと、自動で映像と音楽が流れる

    • 上下すワイプで動画の移動、右スワイプでその動画投稿者のプロフィール画面に遷移する

      • プロフィール画面で左スワイプをするとレコメンド画面に戻る

    • 右端に縦一列で機能が並んでいる

      • ユーザーアイコン以外が半透明になっっていて、ドロップシャドウがかかっている

      • 上下にスワイプしている間は不透明度が下がる

    • タブバー上にインジケーター

      • 自分で調整が可能

      • 調整後、インジケーターの縦幅が広く、色が白くなる。数秒経つと、元の太さ、色に戻る

やってみて感じたこと・気づいたこと


視聴体験と投稿体験のストレスを徹底的に下げる工夫がすごいしてあるなと思いました。
 レコメンド画面では、フルスクリーンでショートムービーを視聴することができます。下にスワイプすると、次の動画を視聴できます。TikTokは試聴時間や視聴動画、検索履歴からおすすめの動画を紹介してくれるため、スワイプするごとにお気に入りの動画が見つかる仕組みになっています。
ここまでは知っていた知識なのですが、そのための工夫がすごかったです。自分が気付けたものを挙げると、「画面真ん中を長押しすると、シェアシートが表示される」「画面左右のエリアを長押しすると2倍速になる」「拡大するとUIが非表示になる」「いいねをタップすると再投稿ボタンが表示され、拡散することができる」「動画を2回視聴すると再投稿ボタンが表示される」「検索ボタンをタップすると、おすすめのキーワードがプレースホルダーでサーチバーに入っている」などです。言葉があっているかわかりませんが、使いやすいというより楽できるなーと思いました。TikTokに慣れると、TikTokから離れられなくなりそうだなーと思いました。

 投稿画面では、文字通り動画を投稿することができます。秒単位でスワイプしていくため、たくさんの動画が必要になると思うのですが、そのために投稿するための心理的負荷を下げる工夫がされているなと思いました。
例えば、画面上部に「楽曲を選ぶ」というボタンがあるのですが、これによってこの音楽で投稿したいといった気持ちになるなと思いました。また、適当に選んだ画像一枚の投稿でもLo-Hi HipHop風のビートが自動でついて投稿され、なんでも投稿できるなという気持ちになりました。
他にもエフェクト機能が豊富で、動画を投稿するというよりこの機能を使ってみるくらいのノリで投稿ができるなーと感じました。

 プロフィール画面では、他ユーザーから見られる自分のマイページを確認でき、編集することも可能です。投稿した動画がグリッド状に表示されるのですが、再生数が左下に表示されます。Instagramとは異なり、フォローしているユーザーの情報を得れるのではなく、アルゴリズムに沿った動画が視聴できるアプリということもあり、すぐに視聴数が増えていくなと思いました。これによってより投稿することが楽しくなるなと感じました。

 全体を通して、視聴体験と投稿体験のストレスを大幅に下げ、無心で触れるアプリだなというのが個人的な感想です。操作しているという感覚すらないというか。アプリを操作していてこんなふうに感じたのは初めてだったので、「UIUX」ってものはとんでもないなと思いました。もっと勉強します!

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