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アプリ模写100本ノック_みてね #55

今回はみてね(iOSアプリ)です。
みてね(iOSアプリ)は、家族でスマホで撮影した写真や動画を共有できるアプリです。アップロードした写真は自動的に月ごとにフォトブックとして整理され、コメントを記入することもできます。子どもの成長の振り返りや家族間でのコミュニケーションに役立ちます。

ホームページに記載されている「今日撮った子どもの写真を、家族にかんたんに共有したい」「みんなでその写真について話したい」「子どもの珠玉のアルバムを残しておきたい」といった子どもの写真に関する想いや願いを形にしたサービスになっています。

存在は知っていたものの、利用する機会がなかったのですが、今回は自分が撮影した甥っ子の写真を使ってアプリ模写をやってみました。


アプリ模写100本ノックとは

目的

  1. そのアプリのコア体験について製作者の意図を考察し、気づきを通じてデザインパターンの引き出しを広げることが狙い。

  2. 自分の知識として定着させる

なんでやるのか

デザインを作る上で瞬発力が必要
そのために以下のスキルが重要になる
・対象を観察する
・事象から法則性を見つけ出す
・即興で形にする

参考文献

Miwa Kuramitsuさんのこちらの記事です。頑張ります。

アプリ模写100本ノックやり方

上記の後にまとめとして「やってみて感じたこと・気づいたこと」を画面ごとに書き出しています。

アプリを触りながら、気になったことをメモ

  • アルバム

    • ナビゲーションバー

      • タイトルに年数、左右に有料を促すボタンと3点リーダー

      • 月ごとのタブスライダー

        • FVが投稿した写真の最新月

        • 写真は投稿した日付ではなく撮影した日付になっている

        • タブの最新月が今月ではなく写真の撮影日の中での最新月になっているため、「今月まだ投稿していませんよ?」のような圧がなくていいなと思った

        • 投稿がない月でも月数は表示され、タップすると前後の月での投稿がある画面に移動する

        • スクロールすると、スライダーは固定される

    • 3列グリッドで写真が表示されている

      • 1枚目の写真が9マスで表示されており、その月を開くごとにランダムで写真が切り替わる

やってみて感じたこと・気づいたこと

アルバム_写真_追加

 使ってみて一番感じたことは、甥っ子可愛いーってことでした。写真を見て感情が動くのは当たり前かもしれないですが、写真のサイズがまばらだったりコンテンツエリアが広く取られていることで画面いっぱいに子供の写真が表示され、横にスワイプしていくと成長を感じられるという、すごくユーザー目線ないいアプリだなと思いました。ずっとこのアプリを見てたくなるのはUIUXデザインのおかげだなとすごく思いました。

 アルバム画面では、月毎に撮影した写真の一覧を見ることができます。ナビゲーションバーに月毎のタブが設置されています。コンテンツエリアに写真が3列のグリッドで表示されており、9マスサイズ、4マスサイズ、1マスサイズのいずれかで写真が表示されています。
いいなと思った箇所は2点あります。
1つ目はタブバーです。月の表示はカレンダーの暦に合わせてタブが増えていくのではなく、あくまで撮影した写真の最新投稿が1番最新の月になっています。これにより、FVが一番最近の子供の写真になるし、「今月まだ投稿していない」といった義務にもならないなと思いました。また、投稿していない月があっても月数はタブに表示されます。その月をタップすると、前後の月で投稿がある月に遷移します。投稿がない月にも気付きやすいので、他家族が投稿して埋めることもできるし、数字が並んでいるといった見た目的にもいいなと思いました。
2つ目はコンテンツエリアです。下にスワイプするとナビゲーションバーが画面上部に隠れ、タブバーのみになります。その縦幅がかなり狭くデザインされていることもあり、画面一面で子供の写真を見ることができます。写真を見たいという目的に沿ったデザインになっていて気持ち良いなと感じました。FVでは、月名が英語表記で1枚目の9マス使った写真の上に左中央の位置に表示されます。画面左下に子供の名前と○歳○ヶ月と表示されています。画面ごとに月が変わるため、○歳○ヶ月も変動するようになっています。このことからも、左右のフリップで成長が見られる設計にしていることがわかりました。

 写真画面では、選択した写真を見ることができます。画面下部にはコメントをつけられるテキストエリアが配置されており、家族間で写真について話し合うことができます。
いいなと思った点は、2点あります。
1つ目は写真の操作についてです。ただ写真を表示するだけではなく、画面を横にすると画像が横になったり、画像をピンチすると拡大縮小ができたりします。また、横スワイプで次の写真が見れたり、縦スワイプでアルバム画面に戻るのですが、戻る時の写真のアニメーションが選択した写真の元に縮小していくようになっているため、どの写真を見ていたかも分かり易いです。
2つ目はスタンプ機能です。有料プランのため利用してないのですが、子供の写真をスタンプにすることができ、より家族とのコミュニケーションが楽しくなるんだろうなと感じました。
この画面から写真を通じて家族とより共感したりコミュニケーションが生まれるようなサービスを目指しているのかなと感じました。

 追加画面では、写真を選択し公開することができます。家族みんなに公開することも、限定公開にすることもできます。
こちらもいいなと思った点は2点あります。
1つ目は、日にちごとにまとめて写真を選択することができる点です。お子さんがいる方の写真アプリを見ると、ほとんどの人が子供の写真と動画でいっぱいになっている印象を受けました。このことからも日にち単位で選択できるのは子育てをしている方にとって親切だなと思いました。
2つ目はボタン名です。「投稿」ではなく「公開」にすることでどこかに投げる印象からお気に入りの写真をお披露目するような気持ちでタップできるなと思いました。また、「家族みんなに」とついていることでより強調しているなと感じました。実際に「公開」という単語を使ったボタンだから気持ちが晴れやかになるということはないのかもしれませんが、サービスのトンマナにあった気持ちよくて優しい言葉を選んでいるなと思います。

あったかいUIっていいなーとすごく思いました。以上です。


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