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【レポート】11/26「りんごの収穫体験」を行いました

今回のりんごの木オーナー制度でのイベントは、サンフジりんごを育てられてる阿部郁さんの農園で、収穫体験とお楽しみコンテンツを行いました!

お楽しみコンテンツでは、りんごの食べ比べはもちろん、りんごができるまでの1年間の過程をお子さんでも分かる紙芝居形式で説明したり、感想をカードに記入し、最後それを阿部さんにプレゼントしたりなど、盛り沢山でした。普段食べているりんごが、こんなに手間がかかっていることだったんだと改めて知るきっかけにもなりました。また、直接農家さんにメッセージをすることがあまりない中で、メッセージカードをプレゼントできたことも、私たち消費者にとっても、生産者である阿部さんにとっても貴重な経験、体験になりました。


1、りんごが出来上がるまでの流れの説明

冬の剪定から11月の収穫までを、子供向けに紙芝居を使って説明をしました。実際にこのあと収穫するりんごがどういった背景で、どんな作業があるのかを知ることで、沢山の手間がかかっていること、育ってるりんごがあることが当たり前ではないことなどを知るきっかけになれたかなと思います。

説明をしていくと、そもそもりんごの収穫をしたことがある子とない子でいたり、具体的なこと(剪定という単語を知っていたり、りんごの花を見たことがあったりなど)まで知っている子がいたりなど、はじめの知識もバラバラでした。最終的には、大人から子供までりんごが育つ1年を知ることができました。

2、収穫体験

ちょうど今週末が収穫日和のりんごと天気に恵まれ、収穫体験を行いました。
まずはじめに、阿部さんから収穫のコツを教わりました。

赤く綺麗に色づいていているものが美味しいりんごの特徴で、そのりんごを目掛けて高いところはお父さんに肩車をしてもらって取ったり、自分で見つけて取りに行ったりと、みんなりんごに夢中で、沢山収穫をしていました。

3、触る、匂いの比べ

美味しいりんごの特徴は触り心地がザラザラのもの!同じ品種のりんごでも、触り心地がザラザラとツルツルのものがあります。ザラザラしたものは今が食べごろで、ツルツルしたものは2〜3ヶ月常温で保存をしておくと食べごろになるそうです。

味以外でも違うところがあるため、それを実際に触って体感してみました。

4、食べ比べ

 触り比べした、ザラザラのりんごとツルツルのりんごに加えて、皮を剥いた状態と皮ありの状態の合計4種類を食べ比べてみました。


触り心地を試した後の食べ比べは、阿部さんのお話通り、ザラザラの方が蜜が多くとっても甘く、ツルツルの方は酸味があり蜜が少ない味でした。
またりんごは、皮の部分に全体の半分に相当する量の栄養や食物繊維が含まれているため、皮を剥かずにそのままの状態で食べるのと、剥いてある状態の食べ比べもしました。

参加されたほとんどの方が、普段は皮を剥いて食べるそうです。親御さんは皮のまま食べていましたが、子供達は皮が硬く少し食べづらそうでした。今年のりんごはとても甘く、皆さん「美味しい、美味しい」と声に出して伝えてくださいました。

5、レシピの紹介

今回沢山のりんごを収穫できました。特にサンフジりんごは、そのままの生で食べることがオススメですが、より新しいりんごの魅力を伝えるため、りんごを使ったレシピを紹介しました。 

3つのレシピを紹介しましたが、個人的に一番注目しているものは、りんごの皮のアップルティーです。皆さん食べ比べの時も、皮を剥いた方が食べやすくて美味しいと好評だったのですが、皮の部分がごみとして出てしまいます。りんごを皮の部分まで美味しく食べてもらうためにも、このアップルティーは気になります!

6、想いのカードの記入、感想シェア

収穫体験や食べ比べを通して、今日の感想や阿部さんへのメッセージをりんごの紙に書いてもらいました。記入後、参加者の方々と感想をシェアしました。 

7、阿部さんにメッセージカードのプレゼント

 参加者に書いていただいたりんごのカードを、りんごの木が書いてある台紙に貼り、みんなでりんごの木を作成しました。

最後に阿部さんにメッセージカードをプレゼントしました。
阿部さんもとても喜んでくださいました。普段、生産者の方に直接感謝を伝える場面が少なかったり、何か形に残らないことが、個人的なもやもやとしてありましたが、今回こういったメッセージカードで、形に残るものをプレゼントすることができ、参加者も阿部さん自身も貴重な体験になったと思います。

8、写真撮影、終了

「自分で採ったりんごはめっちゃおいしかった!」といった感想がありました。
普段何気なく食べているりんごには、沢山の手間と作業があることを知った上で食べるりんご、自分で実際に収穫体験してみたりんご、阿部さんのりんご、りんご1つで沢山の想いの詰まっています。
今日学んだザラザラの方が甘い!、赤いのが美味しい!といった知識を持ち帰り、今後も阿部さんのりんごを食べ続けて行きたいなと思いました。

Writer:渡邉 夏鈴


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