見出し画像

コーヒーを1ヶ月断った結果、カフェインなくても何とか生活できるようになったかもしれない。

どうも。国見小道です。普段は note ではプリコネ(クランバトル)のことを書いているのですが、今回は自分の体調改善について書いてみようかなと思います。

簡潔に言うと僕はこういう状態です。抗うつ薬による治療や禁煙・禁酒、サプリメントや漢方の追加投入という状況に加えて、コーヒー断ち(+99%のカフェイン断ち)をやってみてどうなったかを書いていきます。コーヒー断ち(カフェイン断ち)の効果だけ見たい人は「後段」から読んでください。
また、コーヒー断ちはしていますが、完全なカフェイン断ちはしていないため(例えばハイカカオのチョコレートを一口かじるようなことはしていた)、ほぼカフェイン断ち=コーヒー断ちと読み替えていただければと思います。


前段 ―コーヒー断ちに至るまで―

5月下旬からうつ病との戦いが始まりました。この記事ではうつ病については深く語りませんが、現在の僕のベースがどういったものかという前情報を把握していただければと思います。

便の乱れ、首肩の厳しいコリ感、起床時の頭のモヤ、億劫さ、不安、焦燥に悩まされる

5月下旬から本格的にうつ病との再びの戦いになったわけですが、この小見出しのような症状に苛まれており、非常に厳しい生活を送っておりました。うつ病に関する諸症状はバッチリと自覚があり(抑うつ気分、気力がでない、興味や関心がわかない、何をしても楽しくないetc.)、それに加えて身体症状も少し出ている感じです。ここまで落ちるに至る原因はもう無数にあり、とにかく「抗うつ剤」「うつに効く行動」「うつに効くサプリ」をいろいろ試していくわけですが、どうにも症状が改善しない。

「副腎疲労」→ コーヒー断ちにつながる

ここでいろいろと調べていくと「副腎疲労」というキーワードにたどり着きます。うつ病と副腎疲労は症状が酷似しており、一部の医者は診断を誤ることもあるそうです。これは、前職でもうつになった際にたどり着いたキーワードですが、当時実家住まいのため食生活を自分だけ分離することが難しく、原因の一つであることを考えながらも見て見ぬふりをしたものです。直そうとするにもクリニックでの自費治療が高すぎるんだよなぁ・・・
副腎疲労に関して自宅で何とか改善できるものはないかと確認したところ、「カフェインの摂りすぎも副腎疲労の一因である」と書かれておりました。思い返すと、僕の生活はあまりにもカフェインに浸かっており、仕事中に飲むものは決まってカフェインが入っておりました。詳しく言えばコーヒーか紅茶かエナジードリンクか、みたいな感じです。うつ病1回目となった前職でもそうでしたし、現在自宅でリモートワークしていても、ちょっとはマシになりましたが、ネスカフェのブラックコーヒーペットボトル 900ml を1日1本ないしそれ以上いくだとか、ドトールブラックコーヒー 500ml を1日2本ないしそれ以上行くとかしてました。一応計測してみたら1日のカフェイン許容量 400mg にギリギリ収まっているかオーバーしているかといった感じではあったのですが、まあ一般的な許容量ギリギリを毎日摂取して耐えられる体ではないということなのでしょう。

とりあえず、原因と考えられるものはひとつひとつつぶしていかないと一向に体調は改善しない。抗うつ薬の効果もそこまで万能ではなさそうというのは5月下旬から、チャレンジを始める 8/14 までに体感を持っていたので、とにかくやってみよう、ということで「コーヒー断ち」を急発進したわけです。

後段 ―コーヒー断ち1ヶ月間とその結果―

それでは、実際にコーヒー断ちをしてみてどうなったかを振り返っていきます。期間は 2023/08/14 〜 2023/09/12 の30日間です。

1-5日目 離脱症状との戦い(マジできつい)

これまでカフェイン許容量(400mg らしい)についてギリギリ範囲内~オーバーする程度のカフェインを毎日取っていましたが、一気にカフェインをカットした影響で離脱症状が出ました。まあ、これについては事前に情報を得ていたのですが、日々パフォーマンスの低下に悩んでいたところで急な思い付きから始めるものですから、悠長に少しずつ離脱症状をケアするように制限をしていく段階で「絶対に破綻する」という確信めいたものがありました。というのも、僕は基本的にどの制限においても「リバウンドしまくる」性質があるので、ちょっとでも摂ったら一気に摂っちゃうんですよね。もう自分はこういう性格で、さらにメンタルにデバフも入っている状態なのでもう一気に、なるべく簡潔で明確にカフェインを断ちました。

まぁそりゃ離脱症状出ますよ。それがきついのなんの。

とくに酷かったのは3-4日目でした。事前の情報収集で「3日目はやばい」という前情報を得ていたのでコーヒー断ち3日目は休日に当てるようにしてたのですが、大正解でした。どういう症状が出たかというと、「頭痛・きつめの抑うつ状態」でした。この時、気圧も下がっていたため頭痛の症状がコーヒー断ちによるものか判定が怪しいですが、まあダブルパンチできつかった、と考えたほうが自然かなと思いました。ここで頭痛薬を飲んでしまうと市販薬にはカフェインが入っている可能性があるので静かに耐えるしかありませんでした。3日目は案の定、ろくに動けず。4日目も少しは離脱症状が軽くなりましたが、先述の症状は残っており仕事に影響がかなり出てしまいました。もし、ライフハック目的でゆったりと取り組める余裕がある人は、急にコーヒーを断つのではなくて少しずつ量とペースを減らしていくことを強く推奨します。

6-10日目 コーヒー摂取欲が消えていく

6日目以降は離脱症状がなくなりました。ひどい人は2週間ほど悩まされる人もいるそうですが、僕は無事トンネルを抜けられたようです。この時点で明確な変化は、「コーヒーを飲みたいという欲が消えてきた」ことがあります。

カフェイン中毒に陥っていた当時は毎朝コーヒーを飲まないとスタートダッシュを切れないような感覚に苛まれていましたが、この段階ではそういった感覚は薄れていました。「いや普通に動けるやんな」といった感じです。ただ、厄介なのが僕がうつ病患者であるので、目は普通に覚めるけど、すぐに布団から動き出せるかというとそんな感じではなかったです。ここは表現が難しく、「頭は動き出している感じがあるけど、気持ちが追い付かない」感じでしょうか。目が覚めた瞬間からはつらつと活動できれば良いのですが、まだその境地に行くには遠そうです。

11-30日目 コーヒー摂取欲がなくなり、嗜好品として楽しもうという考えに至る

「お前だいぶ飛んだな!?」とお思いでしょうか。僕も同じ思いです。もう11日目以降からは「コーヒーはないのが当たり前」といった気持ちで生活するようになりました。偉大な進歩であるような感じでもあったり、「えっ、それだけ?」といった感じもあります。人生変わった!みたいなリアクションはできない感じですね。でも実際少しは変わっているので、困ったものです。

睡眠に注目すると、寝つきはさほど変わりませんが、起床の時の「コーヒー…コーヒーをくれ…」といった感覚がなくなったのがとても良いことです。コーヒー飲まないと当時は頭が重く固まっているような感覚がありましたが、カフェインをしっかり抜くことができれば、この感覚はなくなりました。朝から真人間になったような感覚です。寝つきは変わらないけど目覚めはいい感じ。

もうひとつ、大きな効果があったと思うのは、焦燥感と自責が少なくなったような気がします。なんか諦めがよくなったという感じがあります。主治医にもこの事象を話してみたら「カフェインが悪さしてたんだろうね」と返答が来ました。

ほかには、集中力に注目すると、コーヒーを飲んでいようがなかろうが、集中できるときはできるし、できないときはできません。現状としてはどっちにしろ6時間タスクをこなすことができれば相当にいい感じであり、このタスクをこなせる感覚はコーヒーがあろうがなかろうが変わりませんでした。ただ、カフェインを抜いてから要所でカフェインを適量入れる作業をするのであれば、あるいは集中力やタスク処理能力の改善は(一般的に言われるように)認められるかもしれません。

劇的な変化があったとは思いませんが、少なくともメンタルに悪影響を与えていた一部の症状は改善が見られたのと、なんといっても依存からの脱却とカフェイン飲料へ過剰に料金を支払うことはなくなったので、チャレンジ結果としては成功ととらえております。

けどもうちょい派手な結果が欲しかったな。闘病生活にちょっと光が差したくらいで先は相変わらず見えません。

今後はまたコーヒーと適度な距離で付き合う生活へ戻る

僕はまた、コーヒーを飲む生活に戻ろうと思います。とはいっても、カフェイン半減期などを意識し、午前中以外はコーヒーを飲まないようにする生活にします。朝のスタートダッシュとしてコーヒーを嗜好品として楽しみ(最大 350ml くらい目安)、以降は体をいたわるためにコーヒーやカフェイン入り飲料は控えることにします。黒ウーロン茶とかがぶ飲みしたいレベルに好きなんですけれども、まあまた中毒症状でたら厄介なので、1日1杯レベルに控えて、残りはカフェインレスの飲み物で過ごしていこうと思います。

自分は本当に飲み物をバカバカ飲む人間で、調子乗ってると4リットルくらいは余裕で行きます。2リットルは平常運転だと思います。この4リットルの水分をカフェイン含んだ飲料で取ることも全然いけてしまう人間なので、本当に気を付けないといけません。気づいたら吐き気に苛まれていたこともありました。とにかく、朝にコーヒー、昼にコーヒーを除いたカフェイン入り飲料(少な目)に抑えれば、大丈夫なんじゃないかなと考えています。

コーヒー断ち・カフェイン断ちの記事を読んでいくとどうしてもカフェインを悪い成分と考えてしまいがちなんですが、一般的にはカフェインは体に良い成分です。許容量も400mgということもあり懐も広いです(コーヒー4~5杯でも耐えるってすごいよね)。ただ、カフェインをどれだけ受容できるかは人によるので、どれだけ飲んで大丈夫かは各々がラインを探ってよきカフェインライフを過ごしていただければと思います(どこ目線)。

適材適所でカフェインを入れることで、抗うつの効果も担ってもらえるかどうか、新たな期待をしつつ、この記事を締めたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?