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ヤドリギ

アドベントクランツが届いた箱の中に、ヤドリギが入っていた。
去年、注文したクランツにはヤドリキを入れてくださいとお願いしたのを覚えてくれていたのだと思う。

「今年はヤドリギが多く出回っていなくて、一枝だけですが」というメッセージが添えられていた。

ピッタリの花瓶がなくて、ドレッシング入れを代用してしまった。そのままだとあまりにも素気ないので、なにかいい方法はないかな?と考えた。

裁縫箱の中に眠っていたレースのテープとリボンを思い出した。
いつか使う時が来るかもしれないと思いながら、出番がなかったのである。

一つはフィンランドのキルップトリ(リサイクルショップ)で買ったもの。丁寧に手編みされたリボンは、きっとお婆さんが編んだものではないかと私は勝手に想像している。

幅広のレースのテープを瓶に巻いていって、上からリボンで押さえてみた。

やっと日の目を見て、こうして活用されている姿を見ると、嬉しい。
はるばるフィンランドから日本にやってきたリボンも喜んでいるように見える。

それに、意外な物を意外なところで、組み合わせてみるのは楽しい。

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