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THEいい女な香水、ついに我が手に【 diptyque / DOSON 】

ミナサマ、ハロー

この歳になって香水のよさをひしひしと感じているkunikoです。

去年友人から香水をもらい、香りに目覚めまして。それまでは、人生において自分で香水なんて買わんやろなーと思っていたんですけど。

ちゃんと目覚めてクリスマスプレゼントでいただきました、はい。2月ごろに笑
自分ではまだ買っていない!笑

この香りも本当に好きですし、冬はズーーーっとつけてた。

ようやくこの世界を楽しめる年代になったんだなーとちょっと嬉しくもなりましたね。どう考えるか人それぞれですが、年を重ねるって楽しい。

いやー、自分にハマった香りって本当に癒されるんだよな。気分を切り替えてくれますよね。何気なく生活してる中で、不意に香って意識を持ってかれる感じが堪らなく好き。

しかも、香りだけではなくて、ボトルのデザインからまず楽しい。嗜好品オブ嗜好品ですよね。

んでもって、以前購入した季節から移り変わり夏になりました。日が長くなって嬉しい反面、以前購入したマルジェラのcoffee breakは重たくあま〜い香りになるのでお休み期間に。大好きなんですけどね…あの香りはやっぱり肌寒くなってきた時につけたい。

なので、夏にあった香水を買わなくちゃなーと思って色々探すも、購入を躊躇していたのですが…

限定ボトルyea

まさかのなんでもない日おめでとうプレゼントでいただきました!
そんなことあるんかい!!!いやありがとうなんだけど、香水もらってしかないわ!

これがまた、密かに憧れていたブランド「 diptyque 」の狙っていた「 DOSON 」という香りだったのですよ。奇跡か。

ものすっごい偏見なんですけど、このブランドって

いい女しかつけることができない、女レベル高い香水

だと思っていたので、自分が所持するとは本当に思っていなくて。マジで嬉しい。

初めて所持するし、女レベル高いところまでしかよくわかっていないので、ブランドだったり香りの意味合い調べてみようかと。

それではレッツゴー!

01.


引用

ハイブランドを調べるときって、結構記事が公式でまとまってることって少なくて、色々なサイト見てからまとめてるんだけど

diptyque公式手厚く説明まとめられすぎて情報が多い

これすごいことだと思ってて、ほぼ全ての会社が公式サイトで沿革をまとめているけど、内容もサイトデザインでかなり手厚くまとめられていることに感動した。

創設者が3人のアーティストグループだからっていうのもある気がした。各々の得意分野を語るためにページが増えている印象。

ただ、みんなの意志がグッとまとめられた感じではなくって、各々の得意とする部分を担当していったニュアンスなので、後から結論に至った作品やデザインソースを語っている感じ。

アーティストの意見が集結した感じがするわ。

そんな方々の大事していた部分を下記4つに分けて紹介。
・ブランド名
・ボトルデザイン
・グラフィック
・ネーミング

▼ ブランド名の由来

ドアが一つ、両側にシンメトリーなショーウィンドーが2つあるブティック。

芸術史に精通したディプティックの3人の創始者には、フランス語で「2枚折りの絵屏風」を意味する「ディプティック」として映ったのです。

出典: 公式HP

ディップティック 歴史と由来

パリ、サン・ジェルマン大通り34番地のディプティック1号店は、イタリアのルネッサンスやフラマン派の2枚折りの絵画のように大通りに開かれています。3人の創始者はこの場所で美しいオブジェを販売することにし、ディプティックと名付けました。

出店:公式HP
引用

説明むずいなって思うの私だけですかね

kuniko的解釈なんですけど。
絵画のように開かれた店構えからお客様を出迎え、オブジェ(香水)を販売するという、ちょっと美術館だったり美術品を連想してもらうためのコンセプトを打ち立てたのかな?と感じました。

▼ ボトルデザインの由来

引用

平和主義であり商売を強く意識せず、歴史的視点で物事を見ることが得意な創設者の方々。

制作したオブジェ(香水)のグラフィックやデザインソースはかなり特徴的でした。

紙製の盾

ラベルのオーバルの由来は長いお話です。

ディプティックのテキスタイルの冒険をさかのぼり、その糸を古代ローマまで手繰り寄せてみましょう。

創業当初のディプティックのテキスタイルには、ローマ皇帝近衛兵の兵士の盾(プレトリアン)が描かれたものがあります。

戦士ではなく古代文化を愛するディプティックの平和主義な創業者たちは、この盾をラベルにしました。こうして、紙製の盾がキャンドルや未来のクリエイションの名前を誇らしく示すことになったのです。

出典:公式HP

突然のローマ皇帝近衛兵の兵士の盾ダァ

香りを纏う=自分を守ってくれるものっていう導きから、盾というデザインソースに行き着いたのかな。戦う兵が持つものだから、守るべきものや守ってもらえるご加護があるものが盾に描かれていたとすると、なかなかパンチの効いたコンセプトだなと感じました。

美術品のようなファサードを抜けた先に、美術館に置かれているような作品を魅せるっていう構想はやっぱり間違っていないかもしれないし、そういった纏う美術品を作りたかったのかな。
浅はかかしら。

▼ グラフィックの考え方

踊る文字たち

文字たちはエチケットを守りません。
文字たちがマナーを守らないのは、美しくありたいからというだけでなく、ポエジー( 精神 )を込めているからです。

ラベルの文字の陽気な大騒ぎの元は、デスモンド・ノックス=リットにあります。英国王の臣民デスモンドは第二次大戦中、敵国が発するメッセージの解読に携わりました。

暗号化されたメッセージや謎へのデスモンドの興味は、ここから来ています。ディプティックのため、デスモンドが謎解きも楽しい陽気な文字たちのパズルを作ったのです。

出典:公式HP

遊び心からきた文字の配置だったんですね〜文字踊ってるやん〜
いつも不思議だったんだよなー、あの配列。どうやって読んだら正解なんだろうて思っていたけど、そう思わせることも正解だったんやね。

イメージの作り方

ディプティックはフレグランスとセンスで表現します。

3人の創業者がそれぞれアーティストであったこと(画家、インテリア専門建築家、劇場装飾家)が、香水にも表現されました。

香水の成分はアーティストとしての作法から生まれたのです。それぞれのディテールに意味があります。それぞれのイメージが旅を物語ります。

出典:公式HP

フレグランスとセンスで魅せるって、ものすごくアーティスト感あるな。

3人の視点から、きちんと旅をテーマにイメージを膨らませていたみたい。こういった作品って、基本的に1人のデザイナーイメージの着想から完成まで導いていくイメージだったけど、この方々はうまく3人で進行できていたと思うと、かなり先進的な働き方だったのかな?とも思ったり。

まぁ、公式HPのまとめ方見ると各々自由に考えを形にしてきたのかなーとも思ったので、それが合っていたのかもしれないね。

▼ ネーミングのルール

/o/ のお話

ディプティックのオードトワレと香水はすべて、シンプルだけれど特別なつながりで結ばれています。

このつながりは協定のようなもの、あるいはゲームでもあるのか?
最初のオードトワレは「L’Eau(ロー)」と名付けられました。この3文字の音素/O/(オー)は、しずくの丸みを表現し幸せなサプライズを投げかけます。

それ以来メゾンのすべてのオードトワレと香水には、小さなゲームのように、「オー」の音の小さな印がついています。「オレーヌ」「ロンブルダンロー」「タムダオ」「ドソン」「オフレジア」「フィロシコス」「ヴォリュート」「オーモエリ」。このゲームのルールに反する香りはありません。

出典:公式HP

これはねー、めちゃくちゃおしゃれだね。

シリーズ名や、デザインが統一されているとかはよくあるけど、名前に共通項があるってなかなかないよね。そのゲームを続けているっていうのが、なかなかに乙な商品だね。

デザインソースや考え方を見ていて思ったけど、ターゲットを絞ったマーケティングっていうよりかは、本当に美術品として香りを提案・販売していた印象。THE・嗜好品って感じ。もっと女性のために作られたブランドなのかもと思ったけど、創設者たちはそこよりも大事に思っている部分があるんだなって文章から読み取りました。

結構尖ってるようにも感じたけど、美しいものに正直な作り手と消費者の利害関係が一致したんかな。いい関係だよね。

これらの話以外にももっと歴史が語られていたので、気になる方は見てみてくださいまし!


02.

マジで歴史が分厚かったですね。
やっとこさ購入した香水について触れていきます。

ええ、本当にやっと。

今回いただいたのは、ディップティックの中でもかなり定番の香り、ドソンです。

引用

ドソン

創業者のひとりイヴ・クエロンは、父が建てた小塔があるハロン湾のドソンの海辺で子供時代の夏を過ごしました。

蒸し暑いハイフォンの港から遠く、ドソンには爽やかな空気がありました。海風はテュベルーズの香りを運んできました。

イヴの母が愛した、うっとりさせるようなかすかにスパイシーな香り。「ドソン」にはインドシナで過ごした子供時代の繊細で、いつまでも胸に残る光景が込められています。軽やかさと官能の間を漂う花の記憶。

出典:公式HP

最初、甘くてイイ女が付けている秋冬っぽい香りなのかなーと思っていたんだけど、コンセプト的には夏につけるのがぴったりな香りですね。

子供時代の記憶って、少し官能的なイメージがあるのなんでだろうか。ちょっと儚さがあるよね。この間書いた記事の岸辺露伴の昔もそんな感じだったし。ちょっと切なさがあるのかな、あの頃には戻れないし、よかった記憶がさらによく見えるみたいな。

めちゃくちゃ余談ですが、岸辺露伴先生の若かりし頃も甘酢っぺぇのでおすすめです

確かに、この蒸し暑い時期から使用しているんですけど、とまたこう、深みのある香りになるなぁと思いました。

引用

しかも今回、限定ボトルなんですよ〜30mlサイズ!ちょうどいい!
ドソンブルーってサイトに記載されてたんだけど、旅行の記憶を想起させる鮮明なカラーリングですね、ちょっと夢見心地な感じある。

ディップティックって基本的にモノクロで構成されているから、こんな爽やかな想いが込められた香りだということにちょっと驚き。

コレクションに合わせて、コンセプトムービーも発信していて、それがまた夏らしくてここからの時期つけることが楽しくなる内容。

ウェルレン・マイヤーさんがこのコンセプトムービー作成されてるみたいなんだけど、他の作品も色彩が綺麗だった。日本語が記載されてるイラストとかも手がけていて、世界跨いでる感じもカッコ良い。

光がボトルに差し込んでいるこの綺麗さよ

無加工の画像もぺちっと貼っとく。陽の光とあいまって爽やかさ爆発だな。

ラベルではなく、ボトルに直接DOSONブルーでイメージが描かれていてすごい素敵。いつもの色違いではなくて、通常ボトルと比べてイラストの切り取る場所もちょっと変えていますね。

実際に使ってみて思うけど、かなり香りのインパクトがある、このブランドは。朝つけて夜まで香りが残ってるから、嬉しいしすごいよね。

甘くて重ためなのかなとも思うんだけど、ウッディの爽やかさあるから、フローラルすぎなくてつけやすい。深みのある香り。ウッディ系ってもっと自分が年配になった方が似合うイメージあったんだけど、これは若くても相応な香りになるからおすすめです!

香りにインパクトがあるから、つける場所は考えた方が良さそう。kunikoは胸元あたりにつけると結構酔ってしまったので、下っ腹部分にふりかけてます。そうすると結構ちょうど良いです!

夏は汗をかくけど、この香りは汗と馴染んでもいい意味で汗の香りを分らなくしてくれそうな感じ。結構香水が体臭と混ざるの好きなんですけどわかりません?

なので、今年の夏はこいつと共に楽しんで行こうかと思います!
皆様も夏の相棒香水として購入してみてはいかがでしょうか。

それではまたノシ

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