見出し画像

古代ローマを考える

塩野七生さんの著書「ローマ人の物語」を読んだ。すでに文庫化されているこの本は43巻という長編だった。
手にとったのは単なる気まぐれだったのだと思う。
しかし読み出したら止まらない。快活な文章。ご本人の感想や洞察が含まれた本は時に高校時代に習った世界史の良くわからないけど教師が強調していた幾つかの言葉を力強く結びつける。
それは古代に留まらずルネサンスの意味にまで至り私は感動して読み進めた。

紀元前の世界はあまりに遠いと思っていたのだが、その頃すでに上下水道が整った国があり、温泉があり、コンクリートがあり、舗装された道やマンションがあったことにも驚いた。

中国やエジプトの古代文明を漠然としたイメージで捉えていた私にとって、人々が生活する場所をイメージさせてもらえたのだった。

それから歴史的事実を深く正確に学びたいかというとそういうわけではない。
ただもっと多くの人きと日本の歴史的有名人たちと同じようにローマ時代の歴史的有名人について語れるとこれほど楽しいことはないとおもった。

古代ローマ時代の有名人としては、スキピオ、カエサル、アウグストゥス、後は歴代ローマの皇帝が並ぶ感じだが、日本の皇室のように万世一系ではないため、皇帝の一族が変わることもしばしば。さまざまな試行錯誤、努力、それでも時代の波に飲まれることもあるなかで古代世界は私が思う以上に文化的で、今の時代を彷彿とさせることも多く、親近感が湧くものだった。

https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E+%E6%96%87%E5%BA%AB+%E5%85%A8%E5%B7%BB&adgrpid=149381351751&hvadid=651316665745&hvdev=m&hvlocphy=1009214&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=565156550888767531&hvtargid=kwd-334090201808&hydadcr=29466_14718562&linkCode=plm&tag=waciatdnd-22&ref=pd_sl_93j0arpov8_e

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?