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バッカスの憂鬱 「あのパーカーをも唸らせたナバーラの至福 " Marco Real Garnacha 2008 " 」

 世界的に有名なワイン評論家ロバート・M・パーカー氏が評価する、いわゆる " パーカーポイント " で、100点満点中なんと87点の高得点を獲得したのがMarco Real Garnacha 2008(マルコ レアル ガルナッチャ 2008)である。

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 マルコ レアル ガルナッチャ 2008は、スペイン、ナバーラの生産者ボデガス・マルコ・レアル社が醸造したワインで、樹齢35~40年の木から全て手摘みで丁寧に収穫したブドウ(ブドウ種はガルナッチャ、フランスだとグルナッシュ)を使用しているのが特徴。

 25日間の "かもし"を行った後、マロラクティック発酵、その後6ヶ月間の熟成を行い、その内15%の期間はフレンチオークの樽で熟成させる。

 ナバーラはスペインの銘醸地として名高いリオハの北東に位置し、1980年代から著しい品質の向上を遂げた地域として注目を集めている。

 その中でも、ボデガス・マルコ・レアル社は同地でトップクラスの生産者として、ナバーラ地方のワインの品質向上に大きく貢献している。

 開栓すると、まずは華やかでフルーティーが香りが鼻をくすぐる。

 バカラのワイングラスに注ぎ、空気を馴染ませ、開くのを待つ。

 良きところでテイスティング開始。

 口に含むと、ガルナッチャ独特のしっかりとした果実味、完熟したチェリーやプラム、スパイスなどを感じさせる華やかな味わいが口中に広がる。

 タンニンもマイルドで、酸味とのバランスも絶妙。

 さすがはパーカーポイント87点の逸品と、納得させるに充分なパフォーマンスである。

マリアージュは、ハモンセラーノ等の生ハム、子豚の丸焼き、その他肉料理全般と、カマンベールやミュレットなどのチーズ類が良く合う。


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