カーコラム「Ferrari 458 Italia vs Ferrari 430」
かつて「クルマと女は新しい方がいいだ!」と豪語していた全日本ジムカーナ選手権Dクラス3年連続制覇のチャンピオンドライバーがいた。
けだし名言である。
そりゃ最新テクノロジーがてんこ盛りのクルマは最高に決まってるし、女性も若い方が鮮度がいいに決まっている。
しかし、クルマも女性も重要なのは " 官能&エロス "。
熟成されたクルマ、そして熟女はそれはそれで味が。。。閑話休題。本題に戻ろう。
" 官能&エロス " のオーラに満ちたクルマを作る自動車メーカーと言えば、それは世界にただ一つしか存在しない。そうクルマと女性に対し異様な情熱を燃やす国・イタリアが誇る跳ね馬、フェラーリである。
スポーティーなV8エンジン搭載モデルである430の後継車として登場したFerrari 458 Italiaは、ただ速いだけのスーパーカーとはやはり一味違う。
かつて「速いスポーツカーは数あれど、女を酔わすスポーツカーはフェラーリしかない」と、かの大藪春彦大先生も名著「全開で飛ばせ」で記しているように、フェラーリからは五感とリビドーを直撃する強烈なフェロモンが発散されている。
それは、音であり、フィールであり、そして臭い(香り)、そして何よりも圧倒的な動力性能と、有機的な造形美溢れるボディフォルムによる総合演出、総合芸術なのである。
4.5 ℓ エンジンがオーバー9000rpmで回り、伝説の妖精シーレーンの悲鳴にも似た官能的なサウンドを残し、獰猛且つエレガントに走り抜ける、それを考えただけで股関が、否、五感が激しく奮い立つ。
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