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マシンチューニングの基礎知識「サスペンションチューニングの基礎の基礎」

サスペンションチューニングの目的は、タイヤの接地性の確保とその向上にある。

 走る、止まる、曲がるといったクルマの基本性能は、そのほとんどがタイヤに支配されているといっても過言ではない。当然のことだが、タイヤは路面に接地していなければその能力を発揮することはできない。

 路面の凹凸やインリフトなどにより、一瞬でもタイヤが路面から離れてしまえば、いかに高性能マシンであってもそのポテンシャルをフルに発揮することは不可能だ。

 サスペンションの最も重要な役割は、刻々と変化する路面状況に対応し、タイヤを確実に路面に接地させることであり、サスペンションセッティングは、走行中における条件変化(自己発生Gの上昇、あるいは外部からの強い入力)に対応した接地性の改善が最大の目的なのである。

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