Aroud the World「ドバイ・クリークはアブラ(渡し船)に乗って」
ドバイは元々が交易港で栄えた都市である。
その面影を色濃く残すのがオールド・スーク、スパイス・スーク、ゴールド・スークの3大スークを擁するドバイ・クリーク(ドバイ運河)エリアである。
スパイス・スークと隣接するゴールド・スークはメトロのAL RAS(アル・ラス)駅にほど近いが、オールドスークは運河を挟んだ対岸、メトロのAL FAHID(アル・ファヒーディ)駅が最寄り駅となる。
AL FAHID(アル・ファヒーディ)駅周辺には、オールド・スーク以外にも古き良きドバイの街並みを保存したアル・ファヒディ歴史地区があり、ドバイの歴史にふれることができる。
AL RAS(アル・ラス)駅からAL FAHID(アル・ファヒーディ)駅への移動はもちろんメトロに乗れば簡単だが、オールド・ドバイならではの風情を味わうにはアブラと呼ばれる伝統的な渡し船で対岸に渡るのが一番。
運河沿いにはアブラの乗船場が複数設置されており、乗り場には運行ルートを示す表示があり、海外からの観光客でもわかるよう配慮がなされている。
料金も対岸に渡るだけなら一人1AED(≒30円)と格安。渡し賃は乗船後に船頭に現金で支払う。
アブラの運行はきっちりと決まった時間はなく、乗員が20名くらいになると出船する。
日中の気温が40℃近いドバイにあって、潮風に吹かれながら渡るドバイ運河もなかなかオツなものである。
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