カーコラム「バルト三国の雄ラトビアが誇る超過激なドリフトモンスター" HGK BMW-F22 EUROFIGHTER"」

　バルト三国の一翼をなすラトビアで積極的なモータースポーツ活動を展開する" HGK Motorsport "が、BMW 2シリーズをベースに企画・開発・製作を手掛けたフォーミュラー仕様の"BMW F22 EUROFIGHTER"は、Green Monsterと呼ぶにふさわしい超高性能ドリフト専用マシンである。

　ベースとなったBMW 2シリーズのボディはカーボンケブラー製に換装され、アメリカでマッスルカーやホットロッドのエンジンチューナーとして名高いMast Motorsportsによチューンナップされ最高出力800HPを搾り出すGM社製LS V8エンジンをフロントに搭載されている。

　車内は安全性とボディ剛性向上のためごついロールケージが組まれ、サスペンションもHGK Morusportのスペシャルサスペンションに換装されている。さらに、ブレーキはWilwood製で、フロント6ポッド、リヤ4ポッドのキャリパーがそれぞれ採用され、強力なストッピングパワーをコントロール性を両立させている。また、タイヤはピレリを履く。

　マシンのシェイクダウンテストは、ラトビアの複合サーキット" 333 SPORTS COMPLEX "で実施され、トップドリフターにより徹底的にハードな走行が繰り返され、その実力が試された。