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CAR COLUMN

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モータージャーナリストの鳴海邦彦が徒然に綴るカーコラム。
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#モータースポーツ

カーコラム「クルマ放浪記 愛しの三菱E38A型ギャランVR-4 RSフルダートラ仕様」

 写真の整理してたら、恐らく1989~91年頃とおぼしきSpeed Mind副編時代の写真が出てきた。 …

Michelin and Le Mans 2023

100周年を迎えたル・マン24時間レースで、ミシュランのイノベーションが中心的な役割を果たし…

カーコラム「世界新記録 231.6km/h! 新時代の幕はこの男が開ける。無双の肢体不自由…

 肢体不自由(上肢欠損)にしてFIA(世界自動車連盟)公認のレーシングライセンスを持ち、ポ…

カーコラム「この男、危険につき。ラリー界の反逆児 トラヴィス・パストラーナが過激…

 頭のネジが緩みまくっているラリードライバーの中にあって、その尖兵としてケン・ブロックと…

カーコラム「天下御免のドリフト三昧 in LAS VEGAS ラリー界の異端児 ケン・ブロック…

これまでに制作された10本のビデオが全世界で10億回再生され、そのド派手なドリフトと神業的ド…

カーコラム「天才ドライバー 粟津原 豊(あわつはらゆたか)」

 粟津原 豊、彼こそ真の天才ドライバーである。  天才を語る時に言葉は不要。その走りがそ…

カーコラム「1993年、DTMを震撼させたアルファショックの真実 追想Alfa Romeo 155 V6 Ti」

 90年代初頭、最も熱く激しいツーリングカーレースとしてその名を世界に轟かせたDTM(Deutsche Tourenwagen Meisterschaft/ドイツツーリングカー選手権)は、伝統的にベルギーでの初戦がシーズンの幕開けとなっていた。  93年、注目の開幕戦となった第1戦ゾルダーでは、誰もが驚きを隠せなかった。メルセデスに招かれ、DTMにやって来た真紅のアルファがいきなりポールポジションを獲得。雨のレースでラリーニとダナーがワンツーフィニッシュを演じ、F1を凌ぐ6

カーコラム「WRCメモワール 記念すべき90年アクロポリスラリー カルロス・サインツWRC…

 エル・マタドールの異名をとるWRC界のレジェンドドライバー、カルロス・サインツのWRC初勝利…

カーコラム「WRCメモワール スウェーデンでの3台エンジンブローから僅か1か月。スバル…

 三菱がエリクソン、マキネンの1-2フィニッシュ飾った95年のWRC第2戦スウェディッシュラリー…

カーコラム「WRCメモワール マジメすぎるほどマジメ。しかしなぜかイギリスでは不運続…

 カルロス・サインツはスペインでは英雄である。WRCにはスペイン人のジャーナリストも来るが…

カーコラム「WRCメモワール サインツをスケールアップさせた1990年サファリ・ラリー」

 以前書いたとおり、当時のサファリラリーは大変だった。3月から4月にかけて開催されていたラ…

カーコラム「Gr.B時代を終焉に導いた究極のモンスター "ランチャ デルタ S4 Gr.B"」

 ランチャデルタS4は、ラリー界の名門、イタリアのランチャが、WRC制覇のため先端技術の粋を…

カーコラム「ジル・パニッツィに見る " 走りのセオリー "」

 " 走る不動明王 " ことジル・パニッツィのドライビングテクニックはスポーツドライビングの…

カーコラム「WRCメモワール '92アクロポリスラリー なぜか同じコーナーで落ちた2台のST185セリカGT-FOUR」

 1980年のポルトガルラリーでは、フォードワークスのエスコート・マークII、ロスマンズカラーのアリ・バタネン&ディビット・リチャーズ組とハンヌ・ミッコラ&アーネ・ハーツ組、2台そろって同じポイント、同じコーナーにコースオフ、クラッシュでリタイアする珍しい出来事があった。  SS24のフィニッシュ近く、グラベル(砂利道)からターマック(舗装路)へと変わるところでコースオフ、1台はルーフからストップ、もう1台は立ち木で止まるというアクシデントだった。これはゴール近くという気合