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CAR COLUMN

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モータージャーナリストの鳴海邦彦が徒然に綴るカーコラム。
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2020年8月の記事一覧

カーコラム「Ayrton Senna Onboard Footage in 1990 Monaco Grand Prix」

セナの視線の先には大きく両の手を広げて微笑む聖母マリアの姿が映っているに違いない。 そう…

カーコラム「F1ワールドチャンプのデイモン・ヒルが大暴れ。ハードインプレッション中…

 1996年のF1 World Championに輝いたヒルである。  アイルトン・セナ亡き後、その重責を背…

カーコラム「今だからこそPFD60型ISUZUジェミニ・ディーゼルの復活を熱望する!」

 いすゞPFD60型ジェミニ・ディーゼルの良さは、乗った者でなければわからない。  専用開発…

カーコラム「フェラーリ初の4WDモデルにして世界最速のシューティングブレイク" Ferra…

 2011年にデビューし2016年まで製造されたフェラーリ初の4WDモデル Ferrari FF(Ferrari Four…

カーコラム「JRC3年連続チャンピオンのレジェンド 桜井幸彦がIMPREZA WRX Type RA STI…

 1996年9月に登場したSUBARU IMPREZA WRX Type RA STI VersionⅢに採用されたドライバーズコ…

カーコラム「最良のポルシェは最新のポルシェ」

 ポルシェは新型モデルを発表する度に必ずこうコメントする。  「今回のモデルこそ究極のポ…

カーコラム「ディディエ・オリオールのプライベートミュージアム」

 2000年の夏、編集長を務めるラリービデオマガジンの取材で南フランス某所にあるディディエ・オリオールの自宅を訪れた際に収録した貴重な映像である。  デイディエ・オリオールは1994年にフランス人初のWRCドライバーズチャンピオンの座に輝いた名ラリードライバーにして国民的英雄。フランスでは小学生でも彼の名前を知っている。  彼の自宅のガレージには、プライベート時代からワークスドライバー時代に乗ってきた名車達(フォード・シェラRS 4X4、フォード・シェラ・RS・コスワース

カーコラム「Tribute Gr.B Rally Cars」

レーシングマシンのシャシーに500馬力を超えるパワーを搾り出す超高性能エンジンを搭載した究…

カーコラム「プジョー405 in " パイクスピーク ヒルクライムレース'88 "」

1988年、パイクスピーク ヒルクライムレースでの激走を収めたプジョーシュポール製作のショー…

カーコラム「驚愕の全開!シトロエン・クサラ F2 Kit Car」

 最高許容回転数12,000rpm(推定)、最高出力260PS(推定)の高性能ユニットが獣の咆哮を放つ…

カーコラム「ポルシェ956 ル・マン24 '84 デレク・ベル オンボード映像」

 '83ル・マン24時間耐久レースでのポルシェ956のオンボード映像である。  ドライバーのデレ…

カーコラム「TOYOTA KP61型スターレットの思い出」

 KP61型スターレットは、KP47型パブリカ・スターレットの後継車として誕生した若者向けのエン…

カーコラム「刮目せよ!天下御免のFLATOUT 魔神ジル・パニッツィの神走り」

 両の眼(まなこ)をかっと見開き、憤怒の形相でステアリングを回すその姿はまさに魔人。  …

カーコラム「巨匠クロード・ルルーシュが製作・監督を手掛けた異作" Rendezvous (ランデブー)"」

 1976年に製作された幻のショートムービー “ C'etait Un Rendezvous(ランデブー)”  早朝のパリ市内をフェラーリ275GTBが全開で駆け抜けるという設定のこの作品を手掛けたのは、名作「男と女」の監督として有名なフランス映画界の巨匠クロード・ルルーシュ。  撮影用車両のメルセデスベンツ450SEL6.9のフロント部分に据え付けられたカメラが捉えた迫力溢れるオンボード映像と、撮影後に差し替えられたフェラーリ275GTBのV12エンジンが奏でる官能的な