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「この年齢になっても、いくつになっても学んでいいんだ」憲法学者の図書館利用方法(木村草太教授)を視聴して

◆写真は、散策時に見つけた彼岸花。

神奈川県立図書館のイベント「憲法学者の図書館利用方法」(木村草太教授)に応募させていただいたところ、幸いにも抽選を通過し、昨日、Zoom視聴させていただきました。

かねてから木村草太先生の研究分野、説明のわかりやすさ・明瞭さ、話し方などがとても好きで、楽しみにしていたイベントのひとつ。

ご講演で印象的だった点は多数ありますが、特に以下の2点。

1点目です。
木村教授から、夫婦別氏違憲訴訟に関して、このような趣旨のお話がありました。
「夫婦別氏訴訟において、あくまで現時点における最高裁の論理を前提として、第3次違憲訴訟を提起するのであれば、民法750条(夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する)は任意規定と解した上で、婚姻の際に夫婦が称する氏を届け出なければならないと規定する戸籍法74条1項が違憲であると考えてはどうか」とのお話がありました。
考えたことのなかった論理で(木村先生の人格識見に鑑みれば、私の考えが及ばないのは当然ですが)、とても興味深いものがありますね。
別姓を何とか実現したい。


もう1点は、最後の質疑応答の時間で、会場参加者(シニア世代の方)が述べられた感想。
概要、このような趣旨のことをおっしゃっておられました。

「私は、子育てや孫育てがやっと終わって、ようやく自分の時間が取れるようになりました。先生のご講演を聞いて、この年齢になっても、いくつになっても学んでいいんだ、私世代だってこれからも学んでいいんだと思えました。お話、本当にありがとうございました。」

このようなご感想に木村先生も微笑んでおられました。私自身も、Zoomの画面越しにうれしく、また、とても勇気をもらえました。

素敵な時間をどうもありがとうございました。
これから、もっと学び続けようと思います。

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