結果につながらない日々
バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)は、昨年7月から活動を始めて、早や1年が経ちました。1年間の成果と申しますと・・・ みなさんに胸を張ってご報告できるものは残念ながらございません・・・💦💦
何も活動していなかったわけではないのですが、なかなか実績につながらっていませんでした・・・。今回はそんな苦悩の日々のお話をさせていただきます。みなさま、ハンカチのご用意をお願いします(笑) また、最後までお読みいただくと、トップの写真の意味がわかりますので、最後までお付き合いをお願いします<(_ _)>
幸先(さいさき)のいいスタート
昨年7月に嶋田洋平さん((株)らいおん建築事務所代表取締役)と、榎本和弘さん(和歌山市都市再生課 リノベーション推進専門員)のお二方をお招きしてキックオフミーティングを開催したところ、定員をはるかに超える観衆にお越しいただき、華々しくVRSはデビューしました!
しかし・・・
その後、不動産オーナーの親族の方から空き物件の活用のご相談をいただき、「活動を始めていきなり結果につながるのか!?」と胸を弾ませ、意気揚々とビジネスオーナーにマッチングしました!
が・・・マッチングには至りませんでした・・・💦 まぁ、いきなり実績のない団体が、すぐに結果はでないよな~と気持ちを切り替え、「いずれそんなに遠くない日に結果が出るだろう」と高(たか)を括(くく)っていました。その後も、空き物件を探してほしいというご依頼はちょこちょこ来るのですが・・・
物件がない!
肝心の提供できる物件がない見つからない!空き物件の不動産オーナーに物件の活用のご相談をさせていただいても、なかなか首を縦に振ってもらえない、そんな日々が続きました・・・。くじけずに何度も何度も不動産オーナーに空き物件を借りるためアタックするも、結果は見事(この言葉が正しいかどうかは不明ですが・・・)玉砕でした・・・💦 まちにはインバウンド客がたくさん訪れているのに、空き物件に肝心の店が埋まらない・・・
とにかく何か結果を出さないと、誰もVRSに期待してもらえないと思い、あきらめずに、手を変え品を変えながら活動するものの、なかなか結果につながらずに、少しずつ焦りがではじめてきて、VRSの活動のモチベーションの低下に招くなどの影響も出はじめてきました。
転機
そんな中で転機が訪れたのは、泉佐野市が主催で、嶋田さんと宮崎晃吉さん(株式会社HAGI STUDIO 代表取締役)らをお招きして開催した「さの町場 まちやど実践ワークショップ」の運営にった携わらせていただいた頃からでした。
まちやど実践ワークショップは、空き物件の活用と実践的なビジネスプランを立て、不動産オーナーの前で発表し、不動産オーナーが納得したら活用できて事業ができるという仕組みですが、VRSも2チームの提案が実現するようにサポートさせていただき、結果は参加した全2チームが不動産オーナーの納得を得ることができ、事業を開始できることとなりました。
また、VRS自身も、兼ねてから主催の講演会にご参加いただいていた不動産オーナーから、VRSの活動に理解を示していただき、空き物件を借りることができました!
しかし!
またも運命のいたずら(そんな大げさなことって言われるかもしれませんがw)に遭ってしまいました。その原因は・・・新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、3月から行われるすべてのイベントが中止になってしまい、2チームのプロジェクトの実現も延期せざるを得ない状況に追い込まれました・・・。
しかも運命のいたずらはこれだけではなく、ようやく借りれることになった物件ですが、老朽化も進んでいたこともあってかなり損傷があり、また、それ以外でも活用に至るまで思っている以上に解決しなければならない課題が山積していて、一朝一夕で進められず、刻一刻と時だけが過ぎるのを指をくわえて待つだけでした・・・
ピンチをチャンスに!
このほかにもVRSを襲う危機的な状況に何度となく遭遇しましたが、このピンチを乗り越える機会をいただきました。それは、奇しくも新型コロナウィルス感染症拡大の影響に伴うVRSの活動自粛でした。活動ができないこのタイミングで、VRSのアドバイザーの嶋田さんや他の関係者の方々との対話を深めさせていただき、またVRSの活動の再検証、そして向かうべき方向性を再認識し、またテレワーク中における個々のメンバーが担当する事業の検証、事業年度の締めに伴う決算処理から見えてくるVRSの強み弱みの分析などを通じて、事業展開を見直しをし、今までの受けの姿勢ではなく、積極的に攻めていく姿勢で挑むことにしました!
そして!
馬場正尊さん(株式会社オープン・エー代表取締役)と嶋田さんをお招きして開催しましたた7月2日にVRS設立1周年記念講演で、VRSの今年度の活動を80名を超える観衆の前で発表させていただきました!発表してすぐ結果につながりませんでしたが、その発表をしたおかげで、パートナー企業に名乗りを上げてくれた企業様や、VRSの活動に協力したいという方々(のちに「さの町場まちづくりサポーター〔通称:さのサポ〕)の発掘へとつながり、VRSとして新たな展開につながります。
新たな展開とは?
少し長くなりましたので、今回はこの辺で~!次回までこうご期待!<(_ _)>