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微粉を取り除くために静電気を味方につける

車の扉に触れるたびにバチバチっと静電気が走る。

帯電しやすい体質なのかは不明だが、10回中9回ぐらいは手と扉の間に火花が見える。

いい解決策があったら教えてほしい。


冬は乾燥の季節。

コーヒーにおいても、乾燥の影響はさまざまにある。


深煎りのコーヒー(濃度のあるもの)が好まれるとか、

焙煎による火の入り方が他の季節と比べて変わってくとか、

コーヒー豆をミルで粉砕したときの粉の散らばり方が派手になるとか。


とくに深煎りのコーヒー豆を挽くときは静電気の影響が大きい。

微粉がコーヒーミルの周りに付着する。

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(写真中央の黒い穴から挽かれた粉が出てくるが、その周囲には微粉が付着する)


深煎りというのは、浅煎りや中煎りに比べて、さらに火が入れられた状態。

物理的に中身がスカスカのため、1粒あたりの重量は軽く、コーヒー豆としても「もろい」

粉砕されると、本来の挽き目(細挽き、中挽き、粗挽きなど)とは意図しないほどの細かい粉(微粉)が発生しやすい。


ところで、コーヒーの微粉は結構厄介なもので、出来上がるコーヒーの味わいへの影響が大きい。

苦味とか渋みといった、いわゆる雑味の強いコーヒーに仕上がりやすい。

(参考記事)コーヒーの微粉を取り除くだけで、かなりコーヒーの味わいが改善されるという内容。



冬の乾燥時期にコーヒー豆を挽くと、静電気によって微粉がコーヒーミルの周りに付着する。(2回目)

つまり、雑味を強く引き出す要因となる微粉が自動的に取り除かれる。

コーヒーミル周りの掃除が大変になる代わりに、コーヒーを淹れても嫌な味が出づらい。(取り除かれた微粉が多すぎると感じるのなら、使う豆量を少しだけ増やせば問題ない)


静電気も見方を変えれば、わるいことばかりではない話。

ただ、扉に触れるたびにバチバチなることだけはどうにかしてほしい。


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