見出し画像

「楽をする」という選択

社長(妻)が体調不良のため、お店を休業することにした。

自家焙煎コーヒーと手づくりおやつのお店を経営している。
2人のお店ということで、僕はコーヒー部門、社長はおやつ部門をそれぞれ担当。
お互いに頑固(絵に描いたような頑固)で、妥協は嫌い。
あと、同じ職場で働いていたこともあり、結構な数の連携プレーをシレッとこなしていると思う。
自分で言うのも何だけど、阿吽の呼吸というやつだ。(多分相方が違うと店は回らない)

そういうこともあって、第3者にお手伝いをお願いすることを避けてきた。
お客さんの食器の数も結構増やして(最悪の場合、洗わなくても足りるぐらい)、とんでもない量の洗い物が発生して、閉店後2時間ぐらい洗ってたこともある。

最近思うのは、これ…あと10年続けられるかな?ということ。
いつも頭のどこかに置いてある問い。

1年目から営業時間を短くした。
定休日も増やした。

2年目途中から売上を減らしても良いから、提供するものに上限数を設けて仕込みにゆとりを持たせた。

今はどうか?

重要だと思うのは、「いかに楽をするか」。
「手を抜く」とは絶対的に異なる。

「楽をする」と自分たちに余裕ができ、新しいコーヒーやおやつ、企画を考えるのに時間を使える。
新しい知見に触れることもできる。
巡り巡って結果的に自分のため、お客さんのため、大袈裟に言うと関わるすべての人のためになる。

今は「無理をしない(し過ぎない)」が大事だと思うので(つまり楽をする)、休むという選択をした。

ひょっとしたら、誰かと一緒に働くというのもアリなのかもなぁと思いつつ、仮にそうするためにクリアすべきことが山積みだと思いつつ…。
誰かが入ることで自分たちが無理をするなら、それは違うのだけどね。

少しずつ選択肢も増えてきたのは良いことだなぁと思った休業日前夜の話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?