味の強弱はメッシュが肝心
ペペロンチーノが好きだ。
手間なくササッと、アレンジの幅が広いのもいい。
ガーリックの香りとオリーブオイル、そして唐辛子のピリッと感が…昨日に限って強すぎた。
原因は残りわずかとなった我が家の鷹の爪(輪切り)。
袋の中身の最後はどうしても細かく砕けたものが残る。
適度なピリッと感を出すには適度なサイズの鷹の爪(輪切り)が必要だ。
カットしていない唐辛子(ホール)を購入すればいいのだが、あえて輪切りを選ぶのは我が家の家庭事情なので、そっとしておいてほしい。
(ミルがなくてもコーヒーは楽しめるのと一緒だ)
コーヒーを淹れるとき、我が家の鷹の爪現象が起きていることがある。
コーヒーのメッシュ(粒度や挽き目のこと)問題だ。
粉で購入した(あるいは自分で挽いた)コーヒーを淹れるとき、味が強過ぎるとか、弱過ぎるとか。
使う豆量の多い少ないの問題では?というのはすぐに思いつく。
が、実際には、メッシュ(粒度や挽き目)に原因があることの方が多い。
コーヒーはお湯と粉が触れ合うことで抽出される。
ドリップ中はコーヒーの粉でできた層を、お湯が抜けて(透過して)いく。
(厳密に言うとそれだけではないが、ここではシンプルに「透過」としておく)
このとき、粉のメッシュ(粒度や挽き目)によってお湯の抜け方が異なる。
メッシュが細かい、粗いというのはそれぞれ、「粘土の層」、「砂の層」を水が透過するのと同じ。
細か過ぎれば、お湯が抜けにくく、粉とお湯が触れ合う時間が長い。
粗過ぎれば、お湯が抜けやすいく、粉とお湯が触れ合う時間が短い。
味わいは、ペペロンチーノの鷹の爪と同様だ。
細かすぎれば強く、粗過ぎれば弱い。
コーヒーの味わいの強弱と自分の好みが合わないとき、粉量に加えて、メッシュも気にしてみるといい。
お店で粉にしてもらうときも、好みの味わいによって「細かめ」「粗め」で注文するのも大いにアリ。
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