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東京にもこんな自然が!~国立の畑で生まれる地域との繋がり~

農業プロジェクト。

東京の文系大学で農業?疑問に持たれる方も多いのではないでしょうか。

このプロジェクトでは、一橋の学生が国立市と連携して、市の事業「いただきますの森」を進めています。

実は、国立市南部の谷保(やほ)・矢川(やがわ)という地区には、田園風景が広がっているんです。

このページでは、そんな素晴らしい環境で活動する農業プロジェクトを、プロジェクト創始者の私が紹介します。


農業プロジェクト、立ち上げのきっかけ

このプロジェクト立ち上げの、最初のきっかけは、1年前の初夏。

地方から上京し、自然に飢えていた私は、気持ちのいい晴天の下、なんとなく大学の周りを散歩していました。大学通りを南へ、谷保駅を抜け、さらに多摩川を目指して歩いていると現れたのは、風に美しく揺れる緑と、広い広い青空。

くにたちの田畑でした。

ーーー東京にもこんなに緑があるんだ。率直に感動したことをよく覚えています。

そして、こうも思いました。

ーーーこれを、もっとたくさんの人に知ってほしい。

それから少し時が経ち、夏休み。

もともと自然環境に関心があった私は、夏期集中講義「環境・資源経済分析A」を履修しました。その授業中、谷保の農家さんからお話を聞きます。

それが、都市農業に興味を持ったきっかけでした。

「食」という、私たちに最も身近なことの背景にある営みを、私たちはどれほど知っているだろうか?学生という身分を生かして、今のうちに体感するべきではないか?そう感じたんです。

その少し後に、澁澤塾に入ります。当初は自分でプロジェクトを立ち上げる予定はなかったものの、とてもアクティブな他のメンバーの姿を見て、自分にも何かできないかと思いました。

そこで秋ごろ、思いついたのが農業

そのときちょうど、国立市との「いただきますの森」の協働のお話が出ていました。


活動内容紹介

「いただきますの森」という言葉が何度か出てきましたが、おそらくほとんどの方が初めて耳にする言葉だと思います。
大学から自転車で10分少々。城山(じょうやま)公園の横にある「いただきますの森」は、国立市が運営する畑です。

ただの畑ではありません。この畑を維持・管理するのは、ひとりの農家さんではなく、畑を訪れる人みんなです。
しょうがいの有無や性別、年齢などにとらわれず、畑を楽しみに集まった人々が自然に話せる場所、それが「いただきますの森」です。

育てる作物は、みかんなどの果樹、大根などの野菜。これからハーブ栽培や養蜂も始める予定です。
実際の作業としては、一か月に一度の畑作業。土曜の朝に集合して、昼には解散します。土を耕したり、野菜を収穫したり。一緒に活動する10人ほどの農家さんたちが、ていねいに作業を教えてくれます。なんだか畑にいるだけで、とてもあたたかい気持ちになります。

と、ここまで「いただきますの森」について紹介してきましたが、農業プロジェクトで活動するのはそこだけではありません。

農業プロジェクトの活動方針は3つ。
①学習
②体験
③広報
です。

「いただきますの森」での活動は、②体験にあたります。

①学習では、自然環境や農業にまつわる本を読んだり、農家さんからお話を聞いたりして、農業環境についての知見を得ます。

③広報では、InstagramなどのSNSを活用して、私が1年生の初夏に覚えたあの感動、さらに農業についての知識・経験を、より多くの人に届けます。

①②③と簡単に説明しましたが、実は成立してからまだ日が浅い農業プロジェクト、本格的に①と③が始まるのはこれからです!


運営チーム紹介

メンバーは、新3年生ひとりと、新2年生ひとり(私)の計2名です。メンバー大募集中です。畑で活動するだけあってみんな自然が好きなので、活動中はゆったりした平和な空気が漂っています。ちなみに2人とも地方出身です。


今後行いたい活動

先ほどもありましたが、①学習②体験③広報のうち、実際に進んでいるのは②のみです。

今後はもちろん「いただきますの森」に参加しながら、①と③も始動させていきたいです。例えば、社会には農業に関係する取り組みをしている方が、意外とたくさんいます。農家さんだけでなく、その活動をサポートするような法人・企業・行政の方にもお話を聞いていこうと思っています。

また、現在「いただきますの森」を主導しているのは国立市ですが、今後は農業プロジェクトに代わる予定があります。ですからこれからは、国立市役所の方と話し合いを重ね、「いただきますの森」をどのような形にするか決めていきます。

さらに、SNSでは、①や②で学んだことを発信していき、もっとたくさんの一橋生が、大学の近くにある素晴らしい資源の存在に気づき、国立を愛せるようにしたいと思います。大学生を直接畑に呼び込めるように、収穫した作物で何か作ってみよう!といった企画も、実施したいです。


こんな人におすすめ!

  • 自然が好き!緑が好き!

  • 農業に興味がある!農家さんとつながりたい!

  • 国立市と連携して活動してみたい!

  • 普通に大学生してたら体験できないことをやってみたい!

  • よりよい生活環境を創造したい!

  • 食べることが好き!


農業プロジェクトの目指す未来

農業プロジェクトが目指すのは、身近にある自然へのありがたみを学生をはじめ、さらに多くの人々が感じ、食を大事にしている、そんな未来です。

一橋生の多くは、国立駅と大学の往復で通る部分でしか国立市を知らないと思います。でも、市の南部には緑があり、心地の良い風が吹いていることを知ってほしい。そして、実際に行ってほしい。

生活に疲れた時に、癒しの場になる心のふるさとを、つくりたい、広めたいのです。


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