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【#一日一題 木曜更新】 わけのわからないことばかり

山陽新聞の「一日一題」が大好きな岡山在住の人間が、勝手に自分の「一日一題」を新聞と同様800字程度で書き、週に1度木曜日に更新します。ほらいつか岡山在住ライターとして一日一題から依頼が来るかもしれないし……し…? 

なんだかよくわからないうちに木曜日です。みなさま、ゴールデンウイーク明けの今週、いかがお過ごしですか。

それを言うなら、なんだかよくわからないうちに5月にもなっていました。2023年の5ヶ月目。近所の寺の立派な藤の花、とうとう見ずに終わりました。そんなことを考えていたら「山なみに見える藤の花は山が荒れている証拠」という情報を得て、地上で藤の花はこんなにも有り難がられているのに、と複雑な気持ちに。

学歴は操作できますよと威勢よく話す人の鼻の穴を見て、これまた何が正解なのかよくわからなくなりました。地方中堅大学を卒業し、国立や有名私大の大学院へ入れば最終学歴は有名大院卒。その人は「私だってそうですよ」と笑っています。その人の公のキラキラした立場を思うと、どうにもやるせない気持ちです。

こんな感じで、毎日はよくわからないことの連続で、それでもどうにか仕事して食べて寝て生きています。

そんな中、イレギュラーに差し込まれる子の学校行事は、面倒ながらもちょっと癒し。ある日の日曜参観で、むすこのクラスの教室の掲示物をながめました。クラス替えのあった春だから、自己紹介カード。お題に沿った項目に、それぞれが回答していくよくあるやつ。「将来の目標は?どんな大人になりたい?」という質問は、自分が子どもの頃より柔らかくていいなあとくすりと笑いました。昔はそのものズバリ「将来の夢は?」で、まともに答えられた記憶がありません。

掲示物を見上げると、2センチ四方の回答欄にみんなそれぞれ好きなことが書いてありました。人から頼られる大人になる、翻訳家になる、保育士、スポーツ関係の仕事につく(現実的!)、周りを見れる人になる、などなど。へえ、おもしろい。

そんな中、わがむすこの回答欄は単語がひとつ。


「人気」


概念?
せめて「者」をつけてくれと、それでも突っ込みたいことはやまほどあるけれど、と。わけのわからないことばかりだなあと、そんなことを考えながら教室をあとにしたのでした。




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