見出し画像

正月の残りで、牛肉と春菊の焼きそば #いろはレシピ

冬休み、明けましたね。
やっとね。
台所担当ってさ、休みに休めないよね? 休みは休みじゃないよね? 毎食毎食ゼロから作るわけでもないし、残りもんでちゃっちゃと済ませるつもりの調理なのに、家族全員分となると何かいちいちおおごとになる。

やがて長い休みが明けて一人分の昼食を用意するとき、私は心底ホッとする。好きなものをひとりぶんだけ作るのって、実はとっても楽しいのだ。冷蔵庫を開けて、残りもんを眺めながらひとりふふふとほくそ笑む。アレとアレとアレでアレができる。ふふん。家族の好みなんか考えずに、適当かつ美味しいものを自分のために作るシアワセ。

冬休み最後の日曜日はすき焼きで。
正月商戦に負けていつもより良い肉にしたら、肉の脂が濃くて予想外にも肉が残ってしまった。春菊も張り切って大束を買ったところ、袋から出したら思いのほかぶわんと膨らんですごい量。もちろん残った。そして冷凍庫には、中途半端に冷凍された1玉の蒸し中華麺。

炒めましょう。

牛肉に香りのきつい菜っ葉とくれば、タイ風ビーフンのようにしたいところ。だけどあいにくナンプラーが切れている。

まあ、どうにかなるか。

とりあえずごま油で牛肉を炒める。ごま油って偉大。これが台所にないと、食事作りの楽しみは半減。残ってた白ネギも投入。ネギにはじりじりと焦げ目をつけましょう。香りが立ったら肉を端に寄せて、そこへレンジでチンした蒸し麺を。ハイ! ほぐさずに少し待つ。
ごま油と牛脂で麺をイイ色に焦がすのだ。パリパリ麺が好きなら両面焦がしてからほぐすのだ。私は焦げは片面くらいの面積でいいや。麺をほぐしたのち、春菊を絡めて火を通す。

さて、味付けは。

牛肉には醤油が合うよね。ちがいねえちがいねえと独りごちながらいろは醤油をだーーーーッと。いろは醤油、わりと塩気を感じる味なのでそれだけだと牛肉焼きそばにはとがった感じ。なので、てんさい糖をほんのひとつまみぱらぱらと。甘くするのが目的じゃないのよコレは。即興でまろやかに。味付け全般に使えます。即興まろやか。即効まろやか。どっちがいいかな。どっちも言い得て妙な気がするね。


皿に盛ったら粉山椒(ぜったい)と一味(あれば)をひとふり。

画像1

美味しくないわけがなかろう。

鷹の爪があったら、もっとビジュアルが華やかになったかも。いろは醤油のこくとだしの風味に牛肉のこってり脂と山椒が合うのなんのって。そこへ春菊の爽やかな香りの主張。春菊が好きなら、これは飲むように食べられる無限焼きそば。


ごちそうさまでした。



#いろはレシピ #簡単レシピ    #いろはレシピアンバサダー  

最後まで読んでいただきありがとうございます。面白いと感じたら、スキのハートは会員じゃなくてもポチっとできますのでぜひ。励みになります♪