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親子と「教育の負の連鎖」

暑い日が続きますね。

教育の負の連鎖について考えているとき、ふと思うところがあったので、それが今回の投稿になります。

「教育の負の連鎖」を初めて聞いた人はこちら



「教育の負の連鎖」とは。
所得的に貧しい家庭で育つ子どもが、十分な学習機会にアクセスできず、結果として所得の低い仕事に就き、やはり十分な学習機会を与えられずに、非所得の低い仕事に就くことが世代を超えて連鎖してしまう様子


弊社Ai3(アイスリー)はこうした現状に対して「今とこれから」に着目しています。そして、Word,Excel,PowerPoiint,ChatGPTらのアプリケーションを使って行う業務の効率化や、それを扱う方々のスキル向上といったアプローチを取り、課題解決に取り組んでいます。

そもそもの使い方を教えるオンラインスクール事業(フルオンラインなので全世界・全時間帯対応しています。)、ビジネス現場の中で、同じ仕事や成果にもっと早く辿り着く業務改善事業(ICTコンサル事業)、影響力の強い学校の先生を裏方から支援する学校の先生忙しい問題解消事業などを手掛けています。


小学校の先生をしていた頃の私。

先生をしていた頃、さまざまな家庭の境遇というものを目にしました。税金の差し押さえをしていた時もそうですが、先生の立場からすると、親と子との接点が多いので、自然と普段のお子さんの学校での様子と親と対面した時の様子、親子でいる時の様子と3場面から織り込んで考え方、価値観、得意不得意、どこに向かいたいのか?といったことを感じ取り、学び取り、ときに相手に直接ぶつけて確かめたりして、お互いの方向性を擦り合わせるのと、そこに、学校(文科省、教育員会までの縦の系列含む)の思いを織り交ぜていきます。

それぞれの立場、考え方の優先順位、辿り着きたい未来が異なるから、それらを一つの形に紡ぎあげるところに教師としての醍醐味を感じていました。

このスキルは、今の仕事をしていても役に立っていると感じています。
・相手の要望を辿り着きたい未来に結びつける
・ベンチの隣に座っているみたいに、お互いに遠くの方の共有ゾーン(未来)を向いてどうしていくのか話し合う。

などでしょうか。


自分の生い立ちをふと思い出す。

自分の子どもの頃を振り返って、両親共にいたけれど、今振り返っても決して楽しいことばかりではなかったなと思います。

ありがたいこともたくさんあります。
まだ出会っていない場面もあることでしょう。

一方で、ほかの誰かとも完全に同じ目線で比べられるものではないにしても、
・うっすいまくらを折り返して高くして寝ていたり、
・お風呂がカビるからと、換気扇をつけながら入浴していたり(冬、寒かった。結婚してから妻にびっくりされたり、お湯冷めるやろって怒られたり。。)
・中学校の時、
「留学したい!」
って言ったら、
「そんな金無いよ」
と言われたけど、自分たちはパチンコに行っていたり。←結局、大人になってから公務員辞めて海外で働いた。
・「お金ない」って言っていた割には、パチンコに行っていたり。←「あぁ、(私の要望に使う)お金がない」なんだなと自己理解してた。
・社会人で実家暮らしをしていたら、「普通3万円くらい家に入れるもんだよ」と言われたので、家をでたり。
・頑張って国立の高校行ってて、予備校行かずに国立大合格して、学費で家に貢献したのかな??と思っていた脇で、兄弟が理系私大で留年かましたり(2回くらい)・・。

そんなことがありました。

シングル家庭か、両親いる家庭か以上に大事だなと思っていること。

お金の面で、シングルよりダブル(両親いる家庭)のほうが高収入の間口が広いです。年収300万円だとしても、2人で力を合わせれば600万円。1人で600万円行く人とどちらが確率的に実現しやすいかは明白でしょう。
お金の面では、2人いる家庭に軍配が上がります。
(一部の事実で、高年収+家政婦というパターンは例外とします。)


違う視点から、「どれだけ子どもに声をかけたのか?」「子どもの心に寄り添い、実現できるように頑張ったのか?」というところではどうでしょうか?正直、経験を得るには一定数の金銭的負担が伴うから、先のお金の問題に引きづられるところはあります。

収入に比例するかと言えば、その答えは強く「No」と言えます。

そして、この声かけ、言葉掛け、というところに、負の連鎖を壊す鍵があるんじゃないかと考えています。

励ますこと、同じ目線で未来を想像する相手でいること。可能性」という言葉をもっとわかりやすい形に言葉にして、さまざまあるワクワクする未来を提案できる存在でいること。
できているところを見つけて、大事にすること。

そんな仲間と時を重ねていきたいと思っています。

親になった自分は、子どもに対してどうなのか??


では、自分は、きちんと親としてできているのでしょうか??
何を尺度にするかで答えは変わります。←言い訳みたいだけど。
「私立に通わせているか?」と聞かれればノーだし。でも、未来にタネを蒔いているのか?と聞かれれば、できることもっとあるけど、Yesに入ります。
「よく、話を聞いているのか?」「良いところを褒めているのか?」という視点では、これもまた改善の余地がありつつも、Yesでしょう。

気を付けている「寝る前の一言」

寝る前の一言が前向きになるように、心掛けています。まだまだ自分に定着していなくて、だからこそ意識をしている課題です。

子どもからしてみれば、その日の最後の言葉。そして、心地よく、安らげる眠りに向かう言葉。
こうやって立ち止まってみれば、良い言葉かそうでない言葉かをかけるべきかは明白なものです。
それにしても、それが自然体でできていない自分に「まだまだ感」がすごいですね。

一朝一夕でない積みかさね。時の流れを味方に変えるとは簡単にして、実践と継続は難しいものです。


最後までお付き合いありがとうございました!!

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