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英文解釈 基礎知識まとめ2(文の要素)

<文の要素>

今回は、英文を作る構成要素についてまとめていきます。
前回の基礎知識まとめ1で扱った品詞と、今回の文の要素を基に、今後まとめる予定の「文型(動詞型)」の判断をしていくことになります。
それぞれの要素の「名前」・「記号」と、「その要素になれる品詞」を覚えることを目標としましょう。


主語S (Subject)
  動詞が表す動作や状態の主体。
 「誰が(は)」「何が(は)」にあたる。

動詞V (Verb)
  物事や人の動作・状態・存在などを表す。
 「~する」「~である」にあたる。

目的語O (Object)
  動詞の表す動作や作用が何に影響するかの対象を
  示す。

補語C (Complement)
  主語や目的語について詳しく説明する。

修飾語(句) (M) (Modifier)
  英文を作るのに必要ではないが、時・場所・様態
  などさまざまな情報を付け加える。


上記4つ((M)は英文に必要な要素ではないので除外)の文の要素の並ぶ順番によって、次回「基礎知識まとめ3」で扱う予定の「文型(動詞型)」を判断して英文の意味を考えていくのですが、それぞれの文の要素になれる品詞には決まりがあるので、しっかりと覚えましょう。


① 主語Sになれる品詞 
  →名詞代名詞とそれらに相当するもの

② 動詞Vになれる品詞→動詞

③ 目的語Oになれる品詞 
  →名詞代名詞とそれらに相当するもの

④ 補語Cになれる品詞 
  →名詞代名詞形容詞とそれらに相当するもの

⑤ 修飾語(M)になれる品詞 
  →形容詞副詞・"前置詞+名詞"のカタマリ・
   "従属接続詞+S'V'~"のカタマリ

※ 注意したいのは、その語が「品詞として何詞なのか」と、「文の要素として何になっているか」ということをしっかり区別して考えることです。
品詞はその語ごとに決まっている属性で、文の要素はあくまでその文ではどんな働きをしているかという役割を表します。「佐藤さん」が「学級委員長」で、「林さん」は「生き物係」といったイメージです。


※ 例えば⑤の「”従属接続詞+S'V'~”」など、今の時点でよく分からない用語があっても、ひとまずそのまま丸覚えしてしまいましょう。該当箇所の勉強を進めていくうちに各分野の知識がつながって、理解が深まって解像度が上がっていきます。



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