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ACジャパンのCMに気づかされる「気づき」の重要性

「最近、ホントに多くなったな」と実感するのがACジャパンのCM。CMスポンサーが敬遠したくなる芸能人・著名人が増えたのか、それとも放送する意義のある番組にもかかわらずスポンサー側がその価値を見いだせなくなってきているのか?

まあ、それはさておき、ACジャパンのCMを見る回数が増えると自然とCMの内容だったり、ロゴの上に書いてる「気づきを、動きへ。」というワードだったりが記憶にとどまるようになるわけでして。

で、感じたことを記したくなったわけです。

ACジャパンのCMの1つに
 「私に違う人生があることすら知らなかった。
 (国際NGOプラン・インターナショナル)
というのがあります。

世界には早すぎる結婚を課せられるなど、家事や育児のために学校に通わせてもらえない女の子が大勢いて、学ぶ機会がないことでチャンスを奪われてるし、そもそもチャンスを奪われてることにすら気づけていない。これは女性差別だ! ・・・と訴えかけるCMなんですが。
CMを見て、もちろんダイレクトに受け止める方も多いでしょう。が、個人的意見を言うなら「知らない」ことで損するのは、「気づき」の有る無しで人生が大きく変わるのはむしろ日本人であると言いたいところ。

CMで描かれてるような国の女の子たちに寄付金・支援金を元手に無償で学校教育を受けさせてあげることの狙いは、おそらく読み書きや計算ができる人材に育てることでしょう。確かに職業選択の幅は相当大きなものになるでしょうが、「なれなかった職業になれる」ことと「なりたい職業になれる」ことは果たしてイコールなんでしょうか?

一方、日本の場合は「向いてる仕事がわからない」とか「自分が知る職業の中にピンと来るものがない」と悩む学生が毎年のように一定数いる気がします。かくいう私もそうでした。そして、この明確な解決法こそ「気づき」だと思います。

人生の大きな分岐点は受験や就職、結婚、出産などとよく言われますが、それだけではありません。

例えば、幼稚園や保育園、あるいは小学1年生の早い段階で同級生のともだちができるかできないかでその後の人生が変わってくるはずです。しかしながら、その点についてほとんどの親たちは子供の自主性に任せっきりではないでしょうか?
社交性のある子供たちなら放任してもベターな選択をするでしょう。しかし、人見知りで引っ込み思案な子供であると親が認識してるにもかかわらず、その子に何のアドバイスもしてあげないのは正解とは思えません。

低学年の時点で、友達の有無、異性の友達の有無、友達の数が自分の未来をどう左右するかを見通せている子供なんてまずいません。
親が子に「気づき」の大切さを教えるべき最初のタイミングはズバリここでしょう!

我々が子供だった昭和の時代なら、「子供が自分で勝手に気づけばいい」という放任主義でもそれなりの10代を経て立派な大人となった人もたくさんいたと思います。ところが、今のようなインターネットが普及した情報過多の時代になると、子供の精神的成長を待っていては遅すぎることも! 幼い子たちに親や先生が積極的に「気づき」を与えていくスピーディーな対応がMUSTと私は考えます。

では、具体的にどう「気づき」を与えるのか?

それは子供の精神年齢次第です。

幼い子供に「今、一歩踏み出さないと将来損する。将来生きづらくなるよ」などと言っても意味ないので、そこは悩める幼子の助けとなるアドバイスをしてあげればいいのです。

CMがスポットを当ててる女の子たちを救うには学ぶ機会を与えてあげる以前に原資となるお金が必要です。それだけハードルが高いのです。
しかし、日本人の我々が同じ国に住む下の世代にできる手助けは、若い彼ら彼女らの「気づき」につながる言葉を語りかけてあげるだけでいい。

大人のみなさんならきっと「若い頃もっとこうしたほうがよかった」ということが幾らでも箇条書きできるでしょう。

それを今若い頃を生きてる子たちに・・・!

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