小説 | 友達の彼女の誕生日
今日は友達の彼女の誕生日。
でも今日、一人らしい。
「お祝いしよっか?」というと「うん!」と嬉しそう。
その子の家の近くにオシャレなイタリアンがある。そこを予約し、誕生日用にお花とケーキを用意してもらった。最近はネットで完結する。便利なもんだ。
二人で会うのは初めてかもしれない。
僕たちは「3人」で仲がいい。
なんかちょっと緊張してきた。
待ち合わせに現れた彼女。
「お祝いしてもらおうじゃない」っていたずらっぽく笑う彼女は、僕の知ってる「いつもの」彼女だった。ほっと胸を