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【活動録】第22回カムクワット読書会
こんにちは。本日は短歌をテーマに読書会を行いました。
開催場所は平沼橋にある「bar&喫茶店 こむぎ」でした。
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はじめて11時半開催として、ランチを食べながら好きな短歌や自作短歌について話しました。
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読書会
本日の参加者は1名。『彩宴』の執筆、編集メンバーだったので、それについても少しお話しできました。
テーブルにつくと、まずはわたしの好きな短歌を10首紹介しました。選んだ歌集は以下の通りです。
川野芽生「恐竜の不在」(『現代短歌のパスポート 2』より)
木下龍也、谷川俊太郎『ここから先は入れません』
長谷川麟『延長戦』
安田茜『結晶質』
好きな短歌のどこに魅かれたか。言葉にするのは難しく、再度読み直す楽しさを感じることができました。
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参加者の方が紹介してくださった歌集は2冊。
『おやすみ短歌』を選んだ理由が、歌人を知らないため何を選べばよいか分からないからで、『たやすみなさい』は表紙が美しいからで、わたしの歌集デビューもそんな感じだったと、懐かしく思いました。
また、歌集を買うときに「ページが白い(情報量が少ない)のに、何でこんなに高いのか」と同行者に言われる経験など、これは誰もが通る道なのかもしれません。
短歌の面白さは、わからなさ。短いことばに思いを詰め込むには、様々な魔法が必要で、その魔法は人によって見え方が異なり、それゆえに十人十色の解釈ができる。そんな自由があるように感じました。
はじめてはさみしさだった彩りをなくした日々に酸味加える
真白な恋がはじまるゲレンデは真赤な嘘の雪崩が起きる
はじめてを味わう場所になるために続けた日々がここにつながる
次回予告
次回は2024年1月14日(日)に横浜にて開催予定。課題作品はAudibleで先行配信され、中国の文芸雑誌『十月』にも掲載され、満を持して日本語でも発表された平野啓一郎さんの「息吹」(『新潮2024年1月号』掲載)です。
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また、近刊小説とは別に、たとえば、岩波文庫(赤・緑)の小説から課題作品を選んだ読書会や、自作の小説や短歌を作成する会などを検討中です。
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読書会を始めて2年近くが経過し、何度も参加してくださっている方や読書会デビューにカムクワット読書会を選んでくださった方など、多くの方に支えられ2023年を終えられそうです。
近刊小説ばかりを課題作品にした風変わりな読書会を地道に続けられたのは、参加者の方々がいたからです。
今年も残すところ半月ばかり。気温の変化が激しく体調管理が大変な日々が続きますが、お互いに身体を壊すことなく新年を迎えましょう。
それでは、引き続きカムクワット読書会をよろしくお願いいたします。
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