大人の言い訳日記:フットサル

知らない人同士が集まり、一緒にフットサルをするいわゆる「個サル」に行ってきた。

学生時代はサッカーをしてたから、昔取った杵柄の恩恵でそこそこ動けはするが、高校卒業して早十数年、運動不足がたたってとにかく持久力がない。全然ない。すぐに息が上がる。

周りでは若そうな青年プレーヤーがキレッキレの動きを立て続けに見せる。疲れている様子はない。一方私は、ボールをもらうためにちょっとした距離を走っただけで膝に手を当ててゼーハーゼーハ―言ってる。ゴールが遠い。

差は歴然。

ふと味方の若そうな選手に「いやーうまいっすね~何歳ですか?」と聞こうとして、気づく。

そう聞いて「20歳です」といった「自分よりも結構若い年齢」が返ってくることを前提に聞こうとしていることに。
さらに言えばそのあと「あー若いっすね~。自分もう30歳ッスよ」と聞かれてもないことを言う準備もしていたことに。

ようは自分の全盛期はもっとすごかったと言い訳したくて、そのきっかけとして年齢差を使おうという魂胆

情けなし。

「生き恥じゃ」

侍だったら切腹してる。いやそもそも侍は年齢を言い訳にしない。

私の年末の楽しみである SASUKE では40代のSASUKE猛者たちが若者と互角に渡り合っているというのに。

その姿を見て「年齢をできない言い訳にしたらいかんな」と痛感したばかりだというのに。

「反り立つ壁」はSASUKEの1stステージ最後の難関として立ちはだかるが、どうやらもう1つ、反り立つ壁は「学生の頃の運動部体力貯金を使い果たした30代」の心にも存在しているようだ。

「加齢を言い訳にせず、努力を続ける」ためにはその心の反り立つ壁を乗り越える必要がある。

ふと「ごちゃごちゃ言ってるけど毎日ランニングすりゃいいだけじゃん」と心の中から声が聞こえた。

言うな。走りたくないんだ。

今日は言い訳と自己分析だけさせてくれ。

ランニングは明日から。絶対やる。絶対、明日から本気出す。

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