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全然怖くない3Dプリンター:購入編

雲行(くもゆき)です。
新しい趣味をはじめたいなと思い、3Dプリンターを使ったものづくりをしてみることに。これが思いのほか面白く、

・設計担当:おれ
・材料調達担当:おれ
・印刷担当:おれ

とご覧の通りどの工程も自分の裁量でどうとでもでき、会社みたいにチームとか協調性とか他人の意見とかそういったしがらみを一切気にせずに、わがままに自由に自分の好きなものを作れます。子どものころのブロック遊びに近いのかも。

というわけで、紹介記事を書いてみようと思います。

ちなみに設計とか3Dプリントの知識は皆無です。無です。私ができることはみなさんすべてできると思ってさしつかえなしです。

今回は初歩の初歩、3Dプリンターを海外サイトから購入するときの流れについてご説明したいと思います。

では、まず購入した3Dプリンターがこちら!

Original Prusa MINI+(オリジナル プルサ ミニ)


通称 Prusa MINI と呼ばれる3Dプリンターで、PRUSA社の別製品「Original Prusa i3 MK3S+」の小型版プリンター。サイズ感的にも値段的にも小さくお安くなった商品です。
一般的な3Dプリンターの価格帯は1万~数百万までと幅広く、家庭用だと数十万出すとハイレベル機になりますが、そんな高いの買えません。
入門機として数万レベルで探して行き着いたプリンターがPrusaMINIでした。

価格は399ドルで、公式サイトから購入するしかないため、プラスで輸送費と関税(後日請求)がかかり、おまけに円安の影響を強く受けた結果だいたい6~7万円くらいが総支払額のイメージです。

公式サイトは英語なので、言語のハードルは正直あります。
Amazonを見れば、ポチるだけで購入できる3Dプリンターが山ほどあってそっちに目移りする時期が私にもありました。
ただ4時間くらいかけて色んな3Dプリンターを見比べた結果、一番評価が高いと感じたのはPrusaMINIでした。それに結果論ですが購入して実際に使ってみて、トラブルには遭遇せずに全く問題なく高品質なプリントができています。
クチコミ的にも実体験的にも強くおすすめできるのが、Prusa MINIというわけです。

百聞は一見に如かず、実際にPrusaMINIでプリントしたモノをご覧ください。

机に固定するヘッドホンホルダー
花瓶と犬のおもちゃ

なんの問題もない。むしろ綺麗。そう思いませんか?

まぁと言っても、たしかに購入の手続きはめんどうでつまづきやすいです。が、忘れてはいけません。

すでにつまづいた私がここにいることを

つまづきながらも最後まで走り抜けた私が、ここにいることを。

経験者に聞くのが一番。では、これから実際の購入手続きをできる限り分かりやすく解説しようと思います。

購入してみる

まず商品ページに飛びます。Prusa MINIは、自分で組み立てる組み立てキット販売と、主要パーツが完成した半完成販売の2種類がありまして、安いのは組み立てキットの方です。349ドルと399ドル。
私は半完成品を購入しましたが、組み立てキットの場合は自分で組み立てをすることで3Dプリンターの構造を理解できるというメリットもあるようです。まぁお好きな方を。

組み立てキットの商品ページ↓


ほぼ完成品の商品ページ↓


商品ページを開くと、いくつかオプション選択が表示されています。



上から見ますと、

Filament sensor(フィラメントセンサー):Yes を選びます。
フィラメントというのは3Dプリントの材料で、熱で溶かしてミルフィーユのように積み上げて立体物を作るのがメジャーな家庭用3Dプリンターの仕組みです。
フィラメントセンサーは、フィラメントが残り少なくなったのを検知するためのもので、私は付けました。

Printer color(プリンターの色):オレンジ or 黒 お好きな方を。
PRUSA製品のイメージカラーは鮮やかなオレンジです。私は黒が好きなので黒を選びました。スタイリッシュです。

Print sheet(プリントシート):そのままでOK。
造形する際に、下に敷くシートの種類です。デフォルトの Spring Steel Sheet を選びましたが全く問題ありません。

User Manual (EN), Power Cable (US) :そのままでOK。
説明書と電源コンセントの種類を選択できますが、残念ながら日本用はありません。ただ電源コンセントはUSのものも日本で使えますのでこの設定でOKです。コンセントはアース付きの↓のような形です。


Buyを押すとカートに追加されます。
(次に進む前に、材料となるフィラメントも合わせて購入したほうが良いと思います。もしフィラメントも購入する場合は下のフィラメント購入を行ってから次へお進みください)

では次へ進みます。国と郵便番号、県を入力したらOKです。


Choose the carrier(輸送方法):一番上の安いやつ
そんなに時間は変わらないので安いやつを選びましょう。

次へ進むと、住所の入力です。


こちらは下記のサイトを参考に、英語でご自身の住所を入力してみてください。


最後に支払い方法です。

クレジットカードとGooglePay、Paypalからえらべます。特に迷うことはないと思うので割愛します。

と、以上で購入手続きは完了です。意外とすんなり購入できたのではないでしょうか。購入が完了すると Order confirmed というタイトルで「受注しましたメール」が届きます。あとは待つだけです。

また、商品到着後数週間たってから Fedex から関税の請求が郵便で届きます。コンビニや振り込みでお支払いしましょう。

材料(フィラメント)も買っておく

忘れてはいけないのが、3Dプリントの材料となるフィラメントの購入です。PrusaMINIを購入するとお試し用のフィラメントが付いてきますが、それだけではすぐになくなりますので、あらかじめフィラメントも購入しておきましょう。
フィラメントもいろんな会社が販売していて、粗悪品もあるようです。
ここは無難にPRUSA社の公式フィラメントを購入します。

私が使用しているのはこちらのGalaxy Black。高級感があり気に入っています。

PrusaMINIと同時に購入する場合は公式サイトが輸送費もお得になりおすすめです。

もし単体で購入する場合はフィラメントはAmazonでも購入できます。公式よりやや割高ですが、輸送費などを考慮すると単体ならAmazonのほうが安いです。

最後に

PrusaMINIの仲間が増えてくれると嬉しいです。
次はセットアップの方法を解説します!


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