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我が家のプログラミング教育 親の心得 前編

くもん出版では、児童書、ドリル、知育玩具や一般書などの商品を通じて、プログラミング関連、STEAM関連のサービス提供を促進しています。

これからの時代は「Society5.0」
子どもたちが、これからの新しい時代を幸せに生き抜くために、また、様々な社会課題や突如として起こりうる困難を解決し、よりよい社会をつくっていくための力を養えるよう、くもん出版も微力ながら貢献していきたいと考えています。

わたし自身も、学校教育におけるプログラミング教育の第一人者である松田孝さん(合同会社MAZDA Incredible Lab CEO)との出会いから、これからの新しい時代を生きる子どもたちへの教育について、大きな学びを得ております。もっと多くの人にこれらの学びを共有したいと思い、今回記事を書きました。
3人の子ども(小5、小1、年少)を持つ親として、我が家で取り入れたいことや知っておいた方がよいと感じたことを2回に分けて書いていきます。

まず、プログラミング教育について学ぶ中で、「親として意識すべき」と考えたのは、次の3点です。

①『確かな時代認識』をもつこと
②子どもの『安全』を守ること
③『キャリア形成』をみすえた学びの場を開くこと

今回は①『確かな時代認識』をもつことについて述べます。

①『確かな時代認識』をもつこと
時代とは、「Society5.0」のことです。
「Society5.0」とは、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」と定義されています。
5.0というのは、社会の変遷の第5段階目という意味です。ちなみに第1から4段階目までは以下のとおりです。
1.0:狩猟社会 2.0:農耕社会 3.0:工業社会 4.0:情報社会

引用:https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/(内閣府HP)

世代的に通信技術が急速に発展してきた時期を過ごしてきた身として、どうしてもオンライン環境(定義でいうところのサイバー空間)とリアルな環境(フィジカル空間)を分けてしまいがちです。
いまだにネットで買い物をすると、特別な体験をしたような気になってしまっています。
サイバー空間は怖いところ、という意識もあり、購入ボタンを押した後、ドキドキしながら商品の到着を待っています。

しかし、子どもを見ていると、サイバー空間に入り込むことに対して、特別な意識を持っている様子はありません。小5の息子は、オンラインゲームにはまっていますが、彼のアカウントに登録されているフレンドはクラスの半数以上におよんでいます。子どもたちは、サイバー空間とフィジカル空間の壁を意識せずに行き来し、違和感なく自然な状態で無邪気に遊んでいます。
子どもに関わらず全世代の人々が、モノのIT化(lot)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ、高速通信(5G)などのテクノロジーが活用された社会をすでに生きているのです。
 親として、「サイバー空間は、特別な空間、危険もいっぱい」という自身の経験的な固定観念にとらわれることなく、今の社会を受け入れるという寛容さと、子どもを守っていく覚悟を強く持ち、子どもと一緒にSociety5.0に身を置く意識をしていかなくてはいけないと強く感じています。

次回の投稿では②・③について書きつつ、プログラミング教育について現時点で最も大切だと感じていることを書いていきたいと思います。

松田孝さんのご紹介はこちら。(KUMON HP)

                   (マーケティング部 小川)