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徒然雲 駅とピアノと白い萩 

昨夜の大神神社の『観月祭』前に、ちょうどまほろば線沿線上ということもあり、
因縁の・・・じゃなくって、大好きな白毫寺に

今度こそ白い萩が咲いているであろう、と再度参詣。
はい、結構執念深いです(笑)

また先日と同じ京終の駅から歩くことに。

駅に着くと、いつもの構内のピアノに演奏中の方が。
演奏中というより練習中。
70代、いや80代かと思われる紳士が、洗濯バサミで止めた楽譜を
見ては弾く、見ては弾く、
そこはもう自分の家での練習状態。
どこかで習われていて、ご自宅にピアノがないのでしょうか
この駅のピアノでそれはそれは真剣に集中して練習されてた。
誰がどう思うとお構いなし!

とても微笑ましいというか、えらいな〜と感心した。
そして、このようにフリーに使えるピアノがしっかり有効活用されていること
素晴らしい!


奈良のホロヴィッツ♪


と、なんだか温かい気持ちで白毫寺に向かって歩きだした。
これがけっこうな距離があり、30分以上かかるのです。
とにかく山に向かって行く。



後少し


さっ、萩はどうなっていることやら・・・



受付下の階段


咲いているといえば咲いている
咲いていないといえば咲いていない

もしかしてもう終わった?

境内の中はピンクの花はもう終わっていた。
白は咲いてはいるのですが、何かイメージとは違い少々がっかり。

こんなもんなのかしら?
と受付の方にまた伺うと、最近花の付きがあまりよくないとのこと。
それは夏の暑さのせいか何か、気候の変化に原因があるよう。

ここにも異常気象の影響が出てるのでしょうか?

今日もネットニュースで日本の春と秋がなくなるようなことが書かれてあり、
確かに夏に関しては前後1ヶ月ほど時期が長くなっているように感じる。

それは植物にも影響は出るでしょう。
と、言い聞かせて、ここで白毫寺の萩のはなしは終了。


枯れかけ・・・




阿弥陀如来様に、先日の参拝の際の話をご報告した後
境内をぶらぶら。

いつものベンチは最初埋まっていたが、しばらくすると誰もいなくなり
いつもの景色を堪能。


いつものベンチから




雲とクモ



ここのトンボは
超特大!



境内の植木の手入れをされていた方。
虫除けトンボだそう。
雲「えーーこれで虫寄らないんですか?」
植「寄ってこないよ、あっ、さっきアブが寄ってきたわ笑」


この日も暑い日でしたが、ベンチに座っていると
さーっと吹く風が熱風ではなく、やはり秋の温度を感じる風だった。


さてまた駅まで戻ろう。

また気が向いたらきてみよう。
そう、いつかここからの夜景が見てみたい。







駅はずーっと下


またひたすら駅まで歩く。


電車まで少し時間があるので、ピアノのある構内のベンチに座っていると

反対方面の電車から次々に降りてくる学生の中から
ひと組のカップルがピアノの椅子に座って・・・


愛の連弾♪


何か弾きだすのかと思いきや・・・
男の子が人差し指だけでポンポン何か弾いていた
というか突っついていた笑
一応何かの曲のようだったけど。


まだすぐ帰りたくなかったのかな・・・
少しでも長く彼女と一緒にいたかったのかな?!



これまたなんだか、かわいいわぁ〜とほっこり。


ピアノが、何か人の心のゆとりのようなものを生み出しているような
そんな優しい時間が流れる駅の光景だった。







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