「冨岡八幡宮の復興碑」
昨年の暮れに、深川の富岡八幡宮に参拝した際に境内の裏手にひっそりとした雰囲気で石碑が建っていました。石碑の文字を見ると「復興記念碑」とあります。
大正12年9月1日に発生した関東大震災で冨岡八幡宮の社殿が焼失し、その後、復興構築が進められて、昭和8年に社殿が完成したのですが、その際に建てられたもののようです。富岡八幡宮のサイトを見ると、この復興碑についての解説がありました。
関東大震災が発生したのは、大正12年(1923)9月1日です。今年は2023年ですから、ちょうど100年が経過したわけです。
100年の間にいくつもの大災害が発生し、政府は常に「その場しのぎ」の災害対応をしてきました。そのために毎回多くの方が被災して亡くなっているのです。
政府の無為無策と狼狽ぶりは東日本大震災時によく理解できたと思います。毎年発生する災害にも表面上だけ支援すると言うだけで、被災者のことなどどうでもいいように見えます。わずかな金を出すだけです。土地や家や資産を失った被災者は路頭に迷うだけです。政府というのはこういうものです。
ところが関東大震災後の復興対策は素晴らしいものだったのです。
つづく