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「全国の母親に聞いたコロナ禍での家庭の防災対策実態調査」ミドリ安全.comアンケート(ニュースリリースから)

安全靴や作業着等を販売する通販サイトのミドリ安全.com( https://midori-anzen.com/ )は、9月1日の防災の日に向けて、全国の子どもをもつ母親800名を対象に、コロナ禍における家庭の防災対策の実態調査を実施しました。
また当調査結果を元にWEBサイトに特集ページを公開いたしましたので、よろしければ、ご参照下さい。
https://ec.midori-anzen.com/shop/e/ea217_011/

以下にアンケートの概要を紹介させていただきます。

新型コロナウイルスの感染拡大は、災害時の避難行動にも大きな影響を与えているようです。

感染拡大を防ぐための避難方法として、“3密”回避のための避難方法や、避難所への持ち物など、具体的に把握できているかを聞いたところ、「しっかりと把握できている」と回答したのは全体の19.2%にとどまり、「あまり把握できていない」が57.4%、「全く把握できていない」が23.4%という結果となりました。

また、災害時に避難所などに人が密集すると新型コロナウイルスに感染するリスクがあることから、避難所以外の避難先として「親戚・知人宅」「ホテル」「在宅避難」「車中泊」など、様々な避難先に分散して避難することが推奨されています。つまり「分散避難」です。

「分散避難」を知っているか聞いたところ、「実施方法など内容まで知っている」と回答した方は8.5%にとどまり、「言葉だけ聞いたことがある」 が41.6%となり、 「聞いたことがない/知らない」という方は49.9%と、ほぼ半数となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大は、外出制限や自宅で過ごす時間が増えたことで、食料などを継続的に自宅に備蓄する家庭も増えたようです。そこで新型コロナウイルスの影響で、家庭の防災食(非常食)の備蓄が増えたかを聞いたところ、増えたと回答した方が30.4%と多く、家庭の備えにも影響が出ていることが分かりました。

また災害が発生して避難が必要になった際に、避難用の持ち出しバッグなどの、すぐに持ち出せる避難グッズを用意しているかを聞いたところ、十分に用意していると回答した方は5.1%、ある程度用意していると回答した方が33.3%と、合わせて38.4%の方が用意していると回答しました。しかし、ほとんど用意していないと回答した方は28.0%で、全く用意していないと回答した33.6%と合わせると、実に61.6%と半数以上の家庭で避難用の防災グッズが備蓄できていない実態が明らかになりました。

災害時に避難所での新型コロナウイルスの感染が危惧されることから、各自治体では避難用グッズとして各種感染拡大防止グッズを備えるようアナウンスしています。

アンケートでは、避難時用の防災グッズを少しでも用意していると回答した531人に、マスクやアルコール消毒液などの感染予防グッズを実際に用意できているかを聞いたところ、マスクでは68.5%が、除菌シートは58.8%が用意していると回答したのに対し、アルコール消毒液では49.7%、ハンドソープ・石鹸では45.0%、体温計では40.7%、上履き・スリッパでは39.2%と、それぞれ半数以上が用意できていない実態が明らかになりました。

(参考)東京都:避難所における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン(東京都避難所管理運営の指針別冊)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/joho/soshiki/syoushi/syoushi/hinanjo-guideline_COVID-19.files/honbun20200701.pdf


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