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韓国映画「ハロー・ゴースト」

少し古い(2010年)作品ですが、ファンタジー・コメディ映画が好きな方ならば、絶対に観なければならない…いや、観ていただきたい映画です。僕が知らなかっただけで、韓国映画ファンならば有名作品なのかもしれません。何を今さら…と笑われちゃうかもしれませんが、僕は未見でしたので紹介しておきますね。しかし、映画好きと言っても知らない傑作が多いのです。それは映画に限ったことだけではありません。来年は65歳になるというのに、本当に知らない事が多すぎますね。

さて、「ハロー・ゴースト」です。

何をやってもうまくいかない主人公サンマン(チャ・テヒョン)は、孤児のために家族もいませんし、人づきあいも苦手で親しい友人もいません。結局は孤独のあまりに自殺をしようとしますが、何度やっても助かってしまうのです。

そんなときに、高齢男性(イ・ムンス)、中年男性と女性(コ・チャンソク&チャン・ヨンナム)と男の子(チョン・ボクン)の4人の幽霊が現れます。どうもこの4人のせいで死ねないようなのです。そこで、ひとりずつ願いを聞いて成仏させようとするのです。4人が成仏できれば自殺も成功するだろうという考えです。

ところが願いを聞いてあげても彼らは成仏してくれません。そうこうするうちに病院で看護師女性(カン・イエウォン)と知り合い、互いに気持ちが引かれ会います。幽霊と生活を共にして、恋人候補が現れ、サンマンの孤独感は少しずつ生きる方向に向っていくのです。

4人の幽霊は一体何者なのでしょう?恋人候補とは本当の恋人になれるのでしょうか? 家族の結びつきも希薄になってしまった現代において、家族の存在のありがたみを理解し、孤独な状況にあっても「まぁ、生きてみようか」なんて思える作品かもしれませんね。

意外で、心から号泣できる結末が待っています。

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