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旅の終わりに

もう繋がって無いけど…

昨日、携帯にずーっと入っていたある人との大好きだった写真を削除したらFacebookメモリーで全く同じ写真が今朝上がってきた。

あまりこういうことは出さないのだけれど😌
宇宙の采配だと思うから書いておきました。

ペルーを一緒に旅した友。
との終わりの話し。

20年を超える時を共有し、ペルーへも二人で導かれたけれど、実はペルーへ向かう飛行機の中で「この旅が終わったら二人は別々の道を歩くことになる」と直感が降りてきていた。

まだ言葉を伝えるタイミングについて学んでいなかった私は直ぐに彼女にそのことを伝えてしまったのだけど、彼女は「どうしてそんなことを言うの!?」と恐れているようだった。

そして、私たちはペルーで全く予想していなかった壮絶な体験をし、旅の終わりにはそれが元で大きな亀裂が入っていた(というか元々あった亀裂がハッキリと現れただけだけど)。私たちはその影響でそれから5年もの間苦しむことになる。

彼女の私への憎しみや怒りが辛くて、降りてきたメッセージ通りに何度も手放そうとしたけど出来ずに悶々と数年を過ごしていたら、龍の産婆として活動を始めた途端に私たちはまた頻繁に連絡を取るようになった。

私が書いた彼女との体験ブログに「友達」と書いたら「親友でしょ?」と言ってきたり、ペルーでの体験のことはもう全て乗り越えているから何でも話して大丈夫、と言ってくれていたから、私もまた心を開いていったのだけど…

彼女が絶縁されたお姉さんとの関係性について話し出した日。私なりのニュートラルな意見を伝えていたら、彼女のお姉さんへの怒りは私への怒りへと繋がり、ペルーでのことをまたこと細かく言い出した。

でも今回は

「あなたもお姉ちゃんと同じだ」
「あなたも謝らない人なんだね」

と繋がり、気がついた。

彼女は私の中にお姉さんを投影している。
本当に解消したいのはお姉さんとの関係性だってことに。

彼女はお姉さんに、あることでずっと謝って欲しかった。
けれども、お姉さんからそれを受け取ることが出来なくて、そのパターンを他に求め続け、私と創り続けていた。

愛しているという思いゆえに手放せず
求め続ける
そして苦しみ続ける

この苦しみをこんな風に自分で創り続けてきているなんて…まさに生き地獄だ、と思った。

そして、私はこの体験を引き寄せている自分の内側も見つめてみた。

私も同じだった。
全く同じことを周りの人に仕掛けていたのだ。

たまに、ジタバタと周りに(主に旦那に)謝って欲しい衝動に駆られ、喧嘩を仕掛ける時があった。
旦那はいつも素直に謝る。
例え彼が悪くなくても。

でもいつも私の気持ちは収まらない。
何故か分からなかった。
自分が何を求めているのか分からなかった。

でもやっと、やっと分かった。
本当の本当の本当の気持ちは謝って欲しい訳じゃなかった。本当は、相手も私の痛みに同じように傷付き、この傷の痛みを感じて欲しいと思っていた。

ただ謝られても私は満足しなかった。結局の所、相手が同じように傷つく所をみて満足したかったんだ。

私はそんな自分を抱きしめた。
そして、もうこの地獄から自分を解放しようと思った。

そして、彼女を手放すことを決めた。

もう、というか、最初から私に出来ることは何も無かったんだってことをようやく認められたから。

私は自分を謝れない人だとは思わないし、もうそれを彼女に説明する必要も無かった。彼女は私のいない新しい道をゆくべきで、そこにはまた新しい出会いと学びと癒しが待っている。私はそれを信じて、ただ手放すだけだった。

つい最近の一人旅は、12日間のヴィパッサナー瞑想修行。
10日間で100時間ほどひたすら座禅を組み瞑想。そしてマインドがクリアになってきたら、手放したと思っていた、心の底に沈んでいた思いがどんどん浮上してくる。

抵抗することなく
ひたすら見つめ続けた
その体験が浮上してきた時の身体の反応と呼吸を

過去の体験に翻弄され続けるのは
それを現実だと思い続け
対処しようとし続けるから

対処しようとすると
それはまた新しい思いの種となり
いつか実を結ぶ

対処せずに
ただ見つめ
全てのものは起こりそして去ることを
いまこの時、この瞬間に身体と魂を繋いでいる唯一のもの、呼吸に意識を集中させて理解する

素晴らしい体験だった

今日のこの投稿で
私はやっとやっとこの人生の1ページについてペンを置くことが出来る。
そんな気がしている。

長い間かかったけれど
いまこうして一つの学びの物語が幕を閉じたことに深く感謝。

ありがとう。
一緒に学ぶべきことを学び終えた私たちに祝福を。


この投稿を書くことで
また新しい思いの種を植えていることを理解し、その種が実る時がきたら、私はそれを綺麗に刈り取ることを自分自身に誓います。

2022年7月2日 シドニーの自宅にて



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