私が(2回目の)坊主になった訳

シドニーでのコロナロックダウンは３月末から始まってました。

次男の幼稚園は休校、旦那さんが教鞭を執っている学校もオンライン授業に切り替わり、世界中のみんなと同じように家族で家に籠ることに。

(このお籠り生活は何ヶ月も続くな…)と思い、「やってみたかったけど今まで出来なかったこと」をポツポツとやり始めた訳です。大したリストではありません。

◇クローゼットの整理(本当に着たい服、着てて気持ち良くなる服だけ残す)
◇食料庫の整理(パニック買いは絶対にしない、買い置きもしない。まずは今あるものを丁寧に食べ尽くす)
◇坊主

服は一ヶ月かけて整理しました。売れるものは売り、「なんとなく」着ていた古いTシャツや下着は、綿物は小さく切ってお掃除用に、残りは全部捨てました。

食料庫の食べ尽くしは、まだまだ途中。日本から持ってきた乾物やふりかけがまだたくさん残っているし、うちは常にシェアメイトがいる家なので、日本に緊急帰国していった子達が置いていった保存食がまだたくさんある。でも確実に減っているし「今あるもの」を工夫して食べる知恵が身に付きました。

で、坊主は、旦那さんと一緒にやったんです。
ほとんどの人がびっくりしてたし「なんで坊主にしたの？？」とたくさんの人に聞かれました。

うーーーん。
悟りたいとか、出家したいとか、スピリチュアルに目覚めたから、とか😂そんな理由は私にも旦那さんにも無くて(まぁ、思いっきりスピリチュアルな夫婦ですけど😗)、コロナが世の中に出てくるずっと前から二人とも「坊主にしたい」願望があったんです。「したい」というか、「やってみたい」という方がしっくりくるかな。だからやってみた。ただそれだけ。

なんか坊主って、やってみたことないけどやってみたい、って人いると思うんだよね、結構。それをやっただけのこと。でした。1回目はね。

でもね、やってみたらね、すごい気持ちの変化があったんだよ。

旦那さんは男性だからか、坊主頭がとても気に入って(私もこっちがカッコイイと思う！)「僕の直観力がすごい高まった！お風呂も楽だし、これからはずっと坊主にするぞ〜♪」とウキウキ。

私は、やったその日はスッキリしたし、自分でも自分のこと「カッコイイじゃん！」って思ってました。でも翌日起きて鏡を見ると、ちょっぴり違和感があって、それからさらに数日経つと、髪が数ミリ伸びたからか野球部頭にしか見えなくなって………もう「女」の私はそこには居なくて、とっても悲しい気持ちになりました。

それから毎日鏡を見るたびに気分が落ち込んだし、どんどん自分がブサイクになっていってる気がして。

２週間くらいは落ち込んでたかな。

気分も滅入って眠ってばかりいたし、一日中寝巻きのまま、シャワーも浴びなくなって、鏡も見なくなりました。でも、(体調の良くなかった)母と時々テレビ電話はしてて、「あんたの坊主頭見るだけで笑っちゃうわよ、もう〜〜〜〜〜」って爆笑してくれていたから、(お母さんをこんなに笑せられるならそれだけでやった価値あったな)って思ってました。

…えっと。
何を書こうとしてたんだっけ…

あ、そうそう。
それで、お母さんに「あんた、伸びてきたら男みたいだよー🤣何か頭に巻いて見たら？」って言われて、持ってるのに全然被っていなかったニット帽を被ったり、知り合いの方に可愛いターバンを作ってもらったりして少しづつ「女」を取り戻していきました。

一ヶ月経って髪も少しづつ伸び始めて、旦那さんはまた坊主にしたい、と購入したシェーバーで自宅散髪したけれど、「私は伸ばしたいから」と言って伸ばしてました。

だんだん伸びてきて(なんとなーく)前髪のようなものも出来てきて嬉しかったんです、ここ最近は。

でも、そんな時に指令降臨🐉

(剃りなさい)

…これにはね、はっきり嫌だって言いました。
だってせっかく伸びてきてたし、伸ばしたかったし、女に戻りたかった。

本当にまた剃る気はぜんっぜん無かったから、

(嫌です！髪は、伸ばします！私には必要なんです！)

って心の中で叫んでました。😅

そこで話は少し変わるんだけど、今日、5個目のお財布ベッドが完成したんです。それは母のものだったんだけど、お花で飾り付けて最後、私のクリスタルコレクションの中から何か入れようと思って手を伸ばすと、私が大好きなクリスタルを一個、また一個、そしてまた一個と「手」が取ってしまい。

まぢで、泣きそうになりました。

(これ、全部私の大好きなものばかりなんですけど〜〜〜😭)

あげるの嫌だったから(違うものに変えちゃえ)と、一瞬違うクリスタルに持ち替えてみるも

(あ、これじゃダメだ…うぅっぅ…やっぱりこの子達を渡さなきゃいけない…)ってすぐに感じて戻します。

大好きなクリスタル達をお財布ベッドの中に納めると、(さようなら、行ってくるね！)と聞こえた気がしました。😭(行かないで～ヤダー)

そんな時、旦那さんが部屋に入ってきたので、「うぇーん。これ見てよー。私の大好きなクリスタル達、渡せって言われたから入れたよー。だけど悲しいよー」と泣きつくと「ふむふむ。これは良いクリスタル達だね。良い選択だよ！」って言う。私の気持ちに同調してくれないので、ちょっとムッとしました😑

で、話を坊主に戻すと、
今日は三連休の最後の日だったので、旦那さんの髪を剃ってあげる約束をしてたんです。それで、母のお財布ベッドが出来上がって、夕ご飯食べて、旦那さんがシャワーを浴びる前にやってあげよう、って思ってシェーバーを出してきて…

そしたらまた聞こえました。

(剃りなさい。あなたが留めておきたいものは全て手放さなくてはならないんだよ。あなたはまだ修行の身だから。)

がーーーーーーーーーん
がーーーーーーん
がーーーーん

昨日、「頭を垂れる」ことを学んだ私は、自分がみんなに仕える身だということを知りました。そんな時に「修行の身だから」なんて言われたら…もう返す言葉ありません…抵抗出来ません………(ごめんなさい…剃ります…)ってしか言えませんでした…

で、旦那の髪を剃る前に剃りました。自分から。

剃ったら、何か、スッキリしました。
諦め付きました😌これからどんどん手放さなくてはいけないんだと思います。何もかも。

身一つで、どこにでも出没する龍の産婆さん。に、近いうち、なるんだろうと思ってます。(親友には「あなたはどっちかっていうとサンバさん。踊る龍の産婆さん笑」って言われましたけど。笑)

今日のお財布ベッド
作品No.005
モスグリーンのキラキラ鱗✨
モフモフ大きな龍が産まれました🐉🌈
行ってらっしゃい❤️私の可愛いベッドさん❤龍様を大きく大きく大きく育てるんだよ❤

ちなみに…
私たち夫婦の次に一緒にやってみたいことは、「ヌードビーチデビュー」です😂来年の夏(シドニーはいま冬なのでね)にやりますよ。って予告しておきます😎