きっと誰かのもとに届いていると信じて #soar応援
こんにちは!
soarボランティアスタッフの永田 久実(ながた くみ)です。
普段は、子どもの福祉や教育、親子関係に関心があることから、大学で児童分野を中心とした社会福祉を学んでいます。
そんな私が、約1年半前にはじめてsoarを見た瞬間
と思いました。一目惚れとはこういう感覚なのかと思うような心の動きでした。
その後、事務局インターンとして、soarをより多くの方に知っていただくための活動説明会の運営や週1回ニュースレターをお届けしていました。
現在はボランティアスタッフとして関わっています。
今回のコラムでは、私がなぜsoarに強く心を動かされたのか、その根底にある過去の経験とそこから感じたsoarの可能性をお話します。
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心の支えになったもの
中学生の時に髪の一部がなくなってしまいました。しかし、原因は不明。
後ほど、学校の先生から紹介されたスクールカウンセラーの方とお話していく中で、実は母親との関係にストレスを抱えていたことに気付きます。
少しずつ悪化し外見が変わってしまった頃には、人の視線が怖くなり、ずっと下を向いていました。
「人の視線が怖い、もう学校に行きたくない」
何度もそう思いましたが、学校に行くことよりも行かなかった時の母親の反応を想像する方が怖くて、なんとか通い続けていたのです。そのため、家の外にいる間中、緊張は続き、心が休まる時間はありませんでした。
また、身体は元気なのにできないもどかしさを抱えることも。小学生の時にスイミングに通っていたこともあり、水泳が大好きでした。しかし、水泳やマット運動などは当時の私には難しく、先生には泣きそうになりながら事情を話し、クラスの人には何かと理由をつけて笑ってごまかしていました。
人の視線におびえながら、「なんで私だけ」とみんなを羨ましそうに見る毎日。
こんな生活、一体いつまで続くのだろう。
そんな先の見えない毎日で、心の支えになったものの1つがインターネットでした。家族に隠すために寝たふりをし、部屋の電気を消して勉強机の小さい明かりの中、ブログや掲示板を探しては涙を流しながら読んでいました。
そう自分を必死に励ましていました。
自分の可能性が広がった瞬間
その後は、少しずつ自分のことを人に話せるように。最初は気を緩めると泣いてしまうと思い、わざと明るく話していました。
しかしある時、涙が止まらない自分自身に内心驚きながらも話したことがありました。
そんな私を見て、「辛かったんだね、話してくれてありがとう」と受けとめてくれたのです。私は、ずっと自分の中にとどめていた辛い気持ちとともにようやく人に話すことができました。
弱さを公開し、弱さでつながることができた瞬間でした。
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心身に制限がかかっていた自分の弱さを共有し、可能性が広がったと感じた過去。
そんな過去があったからこそ、はじめてsoarを見た時に
と、心が強く動かされたのだと思います。
soarはインターネットが繋がれば、いつでも、どこでも、誰でも見ることができます。例え、人の視線が怖くて家から出ることが難しくても。地方に住んでいたとしても。
当事者を中心としたコミュニティは人口の関係から都市部に多い傾向があると思います。私自身、当時ようやく見つけた数少ないコミュニティも都市部にあり、地方に住んでいたことから、参加したいと思いつつも金銭的な面から行くことができませんでした。
困難を抱える方の中には、以前の私のように、人の視線が怖くて外に出ることが難しかったり、地方に住んでいることから同じ悩みを持つ方と直接会う機会が限られる方もいると思います。だから、soarのようなウェブメディアを求めている人は多いのではないかと思うのです。
また、soarの記事を読むと自然と心があたたかくなります。
それは、その人が自分自身と向き合いながら生きてきた等身大の姿が丁寧にかかれているからだと思います。
そんな想いから「いつか、より多くの人に知ってもらうために発信したい。悩んでいる方たちが思いを共有することのできる、オンラインを中心とした繋がりを作りたい」という新たな目標も生まれました。
しかしなかなか勇気が出ず、これまで、こうして自分の過去をオープンに書いたことはありませんでした。
正直少し迷いましたが、soarを通して以前の私のように辛い思いをされている方の目にとまったら。私の経験がもしかしたら人の役に立てるかもしれない。きっと誰かのもとに届いていると信じて…
そんな想いで今回勇気を出して書きました。(ここまで読んで下さり、ありがとうございます!)
soarが目指すのは「誰もが自分の持つ可能性を活かして生きていける社会」
そんな社会を目指して、soarの4年目の新たなスタートがはじまります。
ぜひみなさまのお力をかしていただけると嬉しいです。
これからも応援よろしくお願いします!
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