【雑記】ミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』

 タイトルを見た時は、現実ではない世界が舞台のお話かと思っていました。ですが、舞台は日本の東北地方。主人公はユタ=勇太くんという名の、東京からその土地に引っ越してきた子ども。不思議な仲間たちとは、座敷わらし...!

 座敷わらしは、この世に生を受けられず、あの世にも行くことができずに彷徨っている存在とのことですが、ミュージカルに出てくる座敷わらし達は、”東京もん”と言われていじめられているユタくんを見守ってくれて、ユタくんの友達になります。

 テーマが”仲間”や”生きること”で、観ながらも考えることの多い内容ですが、アクションやダンスもあり、子供から大人まで楽しむことのできるミュージカルだと思います。公演直後には、もう一度観に行きたくなりました。

 そしてこのミュージカルには、落語家の三遊亭究斗さんが出演されています。究斗さんは劇団四季ご出身で、ミュージカルは17年振りとのこと!
 先日、寄席で高座を拝見したばかり。ミュージカルでは”じっちゃん”役なので、変貌ぶりにただただ驚きました。

 それにしても、台詞、歌詞、メロディー...と、ひとつひとつに感動して、終始涙で顔がぐずぐず。マスク必須の時期でよかったです。

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